美音咲月 2019年7月25日号

〈男と女の性犯罪実録調書〉①ディション詐欺を強姦で口止め 芸能プロの仮面をかぶった性犯罪組織

掲載日時 2019年02月26日 00時00分 [官能] / 掲載号 2019年3月7日号

 被害者の1人である松本由美さん(24)は、ホームページで芸能プロが求人を募集しているのを見つけて応募した。由美さんは以前に芸能プロのマネジャーとして働いたことがあり、自分が発掘したタレントとともにのし上がっていくという“夢”をあきらめきれずにいた。

「仕事はタレント募集業務の手伝いです。オーディションの審査にも参加してもらいます。固定給はなく、タレントが事務所と契約した時点で2万円が入るという完全歩合制です」

 由美さんは派遣社員として登録していたので、「それでも構いません」と了承した。だが、勤務して早々、同社のインチキぶりに気付いた。架空の映画キャストの出演者を募集し、一度落とした上で、見込みがありそうな人に再度メールで連絡し、「あなたにお勧めしたい芸能プロがある」と言って、自分たちの芸能プロの所属タレントになるように説得するのだ。

 こうしてレッスン料などの名目で金を巻き上げる。由美さんはこうした詐欺行為の手伝いなどできないと思い立ち、「やめさせてほしい」と申し出た。
「何でやめたいんだ?」

 それまで優しかった男性スタッフが急に冷たい態度になった。それでも由美さんは本当の理由を言わなかった。
「どっちにしろ、オレたちじゃ決められん。社長に言ってもらうしかないな」

 社長の小林秀樹(33)は体が大きくて威圧感があり、髪をオールバックにして、いかにも業界人という雰囲気があった。由美さんは小林のもとに連れて行かれ、事務所のテーブルをはさんで、小林と向き合った。
「入ったばかりなのに、なぜやめたいんだ?」
「いや…。男性スタッフしかいないし、完全歩合制というのも厳しくて、他の仕事を探したいんです」

 小林は納得せず、あの手この手で残留を持ち掛けたが、由美さんが「これ以上はできません」と頑ななので、態度を急変させた。

 小林は事務所にいたスタッフを追い出し、カギをかけた。部屋の中には小林と由美さんの2人だけになった。小林は煙草に火をつけ、ブラインドも下ろした。

(これから何をされるんだろう…)
 不気味に思っている由美さんに対し、小林は「秘密保持誓約書」と書かれた書類を投げつけてきた。
「これに名前を書け!」

 由美さんは素直に従ったが、ここからが地獄の始まりだった。小林は「ふざけんじゃねえぞ。こんな手間取らせやがって…。お前はスパイか。お前をつぶすぐらい何でもねえ。風俗の闇に落としてやろうか、それとも海に沈めてやろうか」などと言って脅迫した。

 由美さんは煙草の火を顔に近づけられたり、顔面の寸前で拳を止められたり、缶コーヒーで殴るふりをされたりして、頭が真っ白になった。
(何でこんなに怒られるんだろう…)

 さらに小林から「実家の連絡先を書け。ウソをついても、調べる方法はあるからな」と言われ、それにも従った。その間、小林はスマホで動画を撮っていたが、由美さんはそれにも気付かないほど緊張していた。
「毎年、何万人もの行方不明者が出ることは知っているか。お前もその1人にしてやる。男の場合は暴力でボコボコにするんだが、女の場合はこうするんだ。服を脱げ!」

「私、絶対に秘密を洩らしませんから…」

「うるさい!」
(明日に続く)

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