こいつら信用できん! 菅・枝野・東電首脳陣の無責任極まりないアホバカ発言

政治・2011/04/16 15:00 / 掲載号 2011年4月21日号

 福島第一原発から半径20〜30キロ圏内の屋内退避指示が出ている福島県南相馬市の桜井勝延市長が、動画投稿サイト「YouTube」で、菅直人首相のアホバカぶりを世界に訴えた。残るべきか、避難すべきかを自分で判断しなければならない相馬市民は、見捨てられたも同然だ。

 40キロ圏の飯舘村などは、避難と主張するIAEA(国際原子力機関)と、安全と言い張る原子力委員会の板挟みになって、捨て置かれた状態だ。
 「自主避難という白黒はっきりつけない中途半端な指示しか出さない一方で、地元にある民間事業者には、とどまって経済活動をするよう強要している。地元業者も住民に変わりなく、官邸のこの対応は非人道的の一言に尽きます」(防災ジャーナリスト)

 記者会見などで首相は「決死の覚悟」「命がけで取り組む」などやたら威勢のよい言葉を連発している。
 首相が命がけだから国民が犠牲になるのは当然という気持ちがあるから、こんな旧日本軍部だって使わなかった言葉が口をついて出てくるのだろう。
 実際、原発事故処理に際して、何度も信じられない言葉が発せられている。
 「原発事故の勉強に没頭中」「俺は原発には詳しい。東工大出身だからな」など。

 かつて社会主義国では、テクノクラート(技術系高級官僚)が有難がられたが、学生運動の呪文を、国難時に出されては、国民はたまったものじゃない。
 「来るな!」の声を無視し、4月2日朝からマスメディアをシャットアウトして、岩手県陸前高田市を訪れた菅首相に、案の定、大ブーイングだ。
 「首相の被災地視察は、地震発生翌日に福島第一原発などを視察して以来2回目です。原発視察は東電の初動作業を遅らせる大きな原因となった。今回も市職員は迎え入れる準備に追われ、避難所のやりくりに支障をきたしました。わざと新調されたピッカピカの作業服を着なかったとはいえ、3週間も風呂にも入れなかった住民とは対照的です。首相の視察など百害あって一利なし」(地元紙記者)

 《「安全?」って聞くと「安全」と答える。「健康被害は?」と聞くと「ただちに影響ない」って言う。詐欺師でしょうか? いいえ、枝野です》
 官邸を中心に、こんなACの大量CMをもじった戯れ歌が流行っている。
 当初は明瞭で信頼に値するように見えた枝野幸男官房長官の会見だったが、福島原発からの避難指示の範囲はなし崩しに拡大された。時の経過とともに「念のための措置」は、念のためどころか後手に回ったのは衆目の一致するところだ。
 枝野官房長官は、原発構内で高レベルの放射性物質が漏れたことを引き合いに「健康被害があるのは間違いない」と強調した。
 「これが自主避難というあいまいな処置と相まって余計混乱を招いた」と指摘するのは、ある原子力委員会専門員経験者だ。

 不用意発言で、枝野も木から落ちた。
 「原発事故をめぐっては政府、東電、原子力安全・保安院、原子力委員会の4者トップが同じ会見場で、最悪のシナリオ、最良のシナリオを提示し国民を安心させるための合同会見を開くべきです」(防災に詳しい大学教授)

 しかし、東電・清水正孝社長は“計画入院”してしまい早くもトンズラを決め込んだ。
 「それでも代わって指揮を執ることになった勝俣恒久会長は、国民に頭を下げた。ひどいのは今や“不安院”とこき下ろされる保安院です。毎日、きちんとした“髪の毛”でまるで他人事のように状況を説明している西山英彦審議官は、東電でいえば部長クラスにすぎません。トップである寺坂信昭院長は、3月12日に会見に出た後は、ほとんど蜃気楼状態で、官邸を行き来しているという噂しかありません」(経産省担当記者)

 寺坂院長は、東大経済学部卒。通産省から原発推進の司令塔ともいえる資源エネルギー庁や中小企業庁を経て、'09年7月に原発政策を監視する保安院院長に就任した。絵に描いたような事務系のエリートだが、無責任ぶりも超一流だ。

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