若者に見放されつつある立憲民主党と、それを支える高齢者たち

政治・2020-10-21 15:41

野党第一党の立憲民主党の支持率低下が悲惨なのだ。2017年には15%以上あった支持率も国民民主党と合流したばかりの現在でも6%前後。

特に注目したいのは、年代別政党支持率だ。朝日新聞の調査によると、10~20代は3%しかないのに対して、70代以上20%と、立民は高齢者の支持者が多い。

AbemaTVという朝日新聞が運営するネットテレビ局の調査が19年に行った調査では、立民の支持率が驚異の0.00%ということもあった。AbemaTVの視聴者のうち7割が10代20代であるにも関わらずである。

一方、年代別自民党支持率は10~20代58%に対し、70代以上は46%と自民は逆に若者の方に支持率が高い。

2009~12年の旧民主党時代、若者層の支持率は50%近くまであったのだ。いまや若者層は、ほぼ旧民主党を見放しつつあるようだ。

その一方、立民支持者が多い70代以上の人はどんな若者であったのだろうか? 彼らが若者であった頃は学生運動真っ盛りであり、テレビや新聞雑誌の知識人たちは、この若者たちを応援した。

自民を支持するのはイナカモノで低学歴の保守的なヤツら。左側を応援するのはスマートで頭がいい人たち。とアピールしてきた。

小中学校では教師たちが、率先して学校で北朝鮮や中国賛美を語り、そういった映画を講堂や体育館で上映したりしたのは事実である。そんな時代に青春を送った世代は、いまや高齢者となり立民や社民を支えているようだ。

若者に見放された政党はやがて潰れる。近年の立憲民主党を見ていると、そう遠くない未来に、潰れるのではないかと思ってしまうのだが、みなさんはどうだろうか?

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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