紗綾 2019年8月1日号

死ぬまで現役 下半身のツボ “接して漏らさず”で女体攻略!?

掲載日時 2019年02月24日 23時30分 [官能] / 掲載号 2019年2月28日号

“接して漏らさず”

 これは江戸時代の儒学者・貝原益軒が述べた健康法の1つである。

 その名の通り、男性は性行為をしても射精までしない、という意味だ。

 性感研究の第一人者で医学博士の志賀貢氏はこう語る。
「性欲が減退したシニア男性は、せっかく女性とSEXが出来そうな機会に恵まれても、手を出せないことがあるんです。その理由で多いのは、『射精を出来る自信がない』ことなんです」

 勃起はなんとか可能。バイアグラのように“ED治療薬”を服用すれば、問題なく勃つという人は多い。

 だが、最後までイケない。

 なぜ、そうなるのか。
「男性にとって性行為は結構な重労働なのです。特に日本男子の最も好む体位・正常位は体重を支えるために腕や腰や膝に、非常に大きな負担がかかります。さらに腰を動かす運動も決してラクではない。体力や筋力があった若い頃ならまだしも、男性も60歳をすぎると全体的に衰えてきます」

 よほど普段から体を鍛えていない限り、こればかりは致し方ないことなのだ。

 そこで役立つのが、冒頭で述べた“接して漏らさず”。
「体の負担を考えると、高齢になったら毎回、絶頂期に達するまで頑張らず、途中でパートナーが満足して絶頂感を覚えた時を見極めて、射精を我慢する。無理に射精しようと考えないことで、SEXに対する不安もなくなるんです」

 確かに最初から射精を目的にしなければ、SEXで“疲れる”こともない。もっといえば勃起しなくても、“接して漏らさず”の精神があれば、さほど引け目を感じることもない。

 それだけではない。
「射精を我慢することは健康を考えると、理想にかなった性行為なんです」

 なんと、射精しないほうが健康的だというのだ。
「性行為では脈拍の上昇、血圧の上昇、呼吸数の増加など心肺器官に大きな負担がかかります。その結果、平素から生活習慣病などを患っていると、血圧の急上昇を招く。最悪の場合、射精直後に急死することも起こりうるのです」

 おお、怖っ!

 ちなみに男が射精を我慢したからといって、体に大きな異常が発生することはまず考えられないという。
 ただ、デメリットもないワケではない。
「接して漏らさずのSEXは、パートナーの女性にとって決してよい結果をもたらさないのです。なぜなら、女性は性行為をすると骨盤の中にある臓器、それに筋肉などに血液が集中する傾向があるんです。それが子宮や膣の性的な興奮を高め、オーガズムとともに、骨盤の中の充血した血液も全身に散らばっていくんです」

 最も至福のひと時なのだが、男性が接して漏らさずの精神で性行為を中断してしまうと、女性の骨盤の中の血液は滞ってしまう。
「いわば“うっ血”が起こり、それが原因で不感症になる危険もあるのです。だから男性は、接して漏らさずであっても、女性をオーガズムまで導いてあげることを忘れてはいけないのです」

 射精にこだわらず、女体攻略を楽しむ。これこそがシニア男性の理想的なSEXスタイルなのかもしれない。

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志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたセックス&口説き術にまつわる著書も多数ある。

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