鈴木ふみ奈 2018年11月1日号

脱兎のごとく逃げ続けた富田林署脱走犯 刑務所で待ち受ける“地獄の処遇”

掲載日時 2018年10月11日 19時00分 [事件] / 掲載号 2018年10月18日号

 勾留先の大阪府警富田林署を脱走し、必死に追跡する警察の追手をかわして48日間も逃走を続けた樋田淳也容疑者(30)が9月29日、山口県周南市で身柄を確保された。

 「道の駅で菓子パンや缶コーヒーなど食料品計5点(計1053円)を万引きしたところを警備員が取り押さえ、現行犯逮捕されました。所持金はわずか280円で、食うや食わずの生活だったようです。現場には、大阪府羽曳野市で盗まれたスポーツタイプの自転車が残されていました。府警は、この自転車で逃げ続けたとみています」(全国紙社会部記者)

 樋田容疑者は当初、氏名について「言いたくない」と供述を拒否。ただ、大阪から山口まで約450㌔の道のりを自転車でこぎ続けた健脚の左ふくらはぎには、印象的なウサギの刺青があり、まさに脱兎のごとく逃げ続けた樋田容疑者の身元確認の決め手となった。

 「樋田容疑者は、手配写真とはまるで印象の違う丸坊主の日焼け顔でした。行動を共にしていたという44歳の男も、一緒に旅をしていた若者が樋田容疑者だとは、まったく気づかなかったそうです」(同)

 この44歳の男(占有離脱物横領の容疑で逮捕)は、自転車で日本一周の旅をしており、同じく自転車旅行を装っていた樋田容疑者と3週間ほど一緒に野宿などをしていたという。

 いずれにせよ、広田耕一・大阪府警本部長が、逮捕後に会見で謝罪する事態となり、警察のメンツをつぶした樋田容疑者には厳罰が待ち構えている。同容疑者は逃走前、強盗傷害や強制性交等などの容疑で計4回逮捕されており、今回の加重逃走の罪も加わる。

 刑期の参考となるのが、愛媛県内の受刑施設を今年4月に脱走し、3週間にわたって逃走した平尾龍磨被告(27)のケース。平尾被告は9月28日に懲役4年を言い渡されている。
「樋田容疑者にも同等の刑期が加わり、別件含めて10年以上の懲役が予想されます」(別の全国紙記者)

 収容生活も過酷だ。
「留置施設や刑務所では脱走と自殺は最大のNG行為。樋田容疑者は、職員から徹底マークされるだけでなく、再発防止のために収容施設全体の統制も厳しくなりがちだ。このため、他の収容者からの恨みを買いやすく、いじめの対象にもなりやすい」(捜査関係者)

 自業自得。

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