葉加瀬マイ 2018年11月29日号

話題の1冊 著者インタビュー ミニマリストしぶ 『手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法』 サンクチュアリ出版 1,200円(本体価格)

掲載日時 2018年07月08日 15時00分 [エンタメ] / 掲載号 2018年7月12日号

 ――しぶさんが“ミニマリズム”を実践するきっかけは何だったのですか?

 しぶ フリーターだった時に「実家を出て1人暮らしをしたい」と思ったのがきっかけです。そこで、かかる費用を調べていくうちに「最初に買う家具・家電を減らせば、初期費用を抑えられる」と気づきました。すぐさま“冷蔵庫 なし”で検索して、物を持たないミニマリストという生き方を知り、今に至ります。
 実際、物を減らすことで節約になり、フリーターだった当時の少ない収入でも快適に1人暮らしをスタートできました。最初の生活費は月々6万円でしたが、独立して事業を始めた今でも月々7万円ですね。

 ――断捨離とは違うのでしょうか?

 しぶ 流行した断捨離は、積み上げてきた物を“捨てる・手放す”ことにフォーカスされているのに対し、ミニマリストは“選ぶ”です。必要な物だけを選び、残すための過程として、捨てたり、削ぎ落とすのです。

 ――いきなり身の回りのものを手放すのは勇気がいると思います。まずは、何から始めたらよいでしょうか?

 しぶ とにもかくにも、1回減らしてみてください。“なくても意外と平気”という感覚を早く経験することで、手放す勇気が身につくんだと思います。そもそも「いらないかも、捨てようかな」と迷う時点で、その物は必要ないという答えが出ています。現代でスマホを捨てようかなと迷う人が少ないように、本当に必要な物は捨てようなんて発想にすらならないからです。まずは周囲を見渡してみて、これはいらないかもと感じたら減らしてみてください。“Don't think,Feel”です。

 ――手ぶら生活を始めることによって、考え方や生き方にどんな変化が生まれますか?

 しぶ 物を減らして手ぶらになってみると「人が生きるのに必要な物なんてそう多くないんだ」と気づきます。物に縛られなくなることで、自分と向き合うことができるんです。僕の場合は、物が少ないから生活費が月7万円で足りますし、その分、余ったお金や時間など“余白”を使って、本当に必要なことにエネルギーを割くことができます。すると「あ、旅に行きたい」「あ、本を読みたい」という自分の欲求に敏感になれるんです。僕が毎月のように旅行したり、好きな本に惜しみなく投資できるのも、手ぶらになって余白が生まれたからです。自分らしく、ありのままに生きるために“手ぶらになる”は、無駄が多い現代だからこそ有効な手段なんです。
(聞き手/程原ケン)

ミニマリストしぶ
1995年生まれ、北九州市出身。自身の生活や考えを綴った「ミニマリストしぶのブログ」は月間100万PVを超える人気ブログ。「ミニマリズムの魅力を広める」を目的に事業を展開する「Minimalist」代表。

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