葉加瀬マイ 2018年11月29日号

部下にストーカー行為を繰り返し監禁レイプを企んだ変態上司

掲載日時 2018年08月21日 23時03分 [官能] / 掲載号 2018年8月23・30日合併号

 唐沢治夫(47)が勤めるフードマネジメント会社に被害者となる吉田弥生さん(23)が入社してきたのは、一昨年春のことだった。弥生さんは栄養士の資格を持っており、最初に配属された事業所の直接の上司が唐沢だった。

 唐沢は妻子持ちの身でありながら、弥生さんに一目ボレ。「仕事の関係で連絡しなければならないから」という理由で、携帯番号とメールアドレスを難なくゲット。さらに「夜遅くなると危ないから」という理由で、自宅まで車で送って行くようになった。だんだんとプライベートにも踏み込んできて、休日にも〈今、何してる?〉などとメールを送ってくるようになった。それらを拒否すると、「なぜだ!」と言って怒られた。

 弥生さんの会社では現場責任者にかなりの権限が与えられており、唐沢はセクハラすれすれの行為を繰り返し、弥生さんは早い段階から得体の知れない不気味さを感じていた。

 事実、唐沢は弥生さんに対して常軌を逸する行為を繰り返していた。着替え用のロッカールームに盗撮カメラを設置するぐらいは序の口。窓の外から弥生さんの日常生活を盗撮するためのカメラも設置し、スマホをいじる指の動きからロックを解除する暗証番号まで割り出した。唐沢は弥生さんが席を外した隙にスマホのロックを解除し、保存してある写真を片っ端から抜き取って自分のスマホやパソコンに保存していた。

「ああ、弥生…」
 唐沢は熱くつぶやき、イチモツを取り出してしごき始める。脳内で濃厚なペッティングを繰り返した後、目にも止まらない速さで右手を上下させ、やがて王冠部が異様な膨張を見せ、そのあと粘液がものすごい勢いで噴き出した――。
(ウウッ…、弥生の裸が見たい。できれば拉致して拘束してセックスしたい…)

 その後も唐沢は弥生さんのプライベート情報を次々と入手し、欲求を抑える代償にしていたが、なかなか上司と部下を超えるような関係にはなれなかった。

 そこで唐沢は「山口かすみ」という架空の人物を作り出して、「彼女の相談相手になってやってくれないか」と頼んだ。弥生さんはそれもイヤとは言えず、応じることになった。

“彼女”は、最初の頃は他愛もない相談事を持ち掛けてくるだけだったが、やがて弥生さんの恋愛遍歴に関する質問をするようになり、「彼氏はいるの?」「初体験はいつ?」などと聞いてくるようになったので、弥生さんは不気味に感じて、次第に相手をしなくなった。

 それから1年8カ月後、2人に辞令が下り、それぞれ別の事業所に異動することになった。唐沢は「それじゃあ、ますます距離ができてしまう…」と嘆いた。直接の上司でなければ、相手にされないことは唐沢にも分かっていた。女を装ってもダメだったのだから…。

 それに唐沢にはもう一つ悩みがあった。それは、25歳から受けている透析治療のことだった。慢性腎不全と言っていい状態で、「静脈に針が刺せなくなれば死ぬ」と指摘されていた。
「どうせ死んでしまうのだったら悔いのない人生を送りたい。自分の場合、あとから訴えられても、どうということはないのだから」

 唐沢は弥生さんを拉致してレイプする計画を考え始めた。憧れの弥生さんをとことんおとしめ、徹底的に凌辱して、いつもの妄想を現実にしたい――。

★緊縛した後に拉致する計画
 事件の2週間前、唐沢はディスカウントストアで手錠、ガムテープ、変装用のカツラなどを購入した。ボイスチェンジのアプリをダウンロードしたほか、ネットでも〈みぞおちを殴って気絶させる方法〉や〈レイプを成功させる方法〉などを何度も検索していた。

 事件当日、唐沢は派遣先の老人ホームの玄関口付近で、弥生さんが出勤してくるのを待ち構えていた。車の後部座席にはガムテープを20センチぐらいの長さに切り取った破片を何本も貼り付け、緊縛して拉致する準備を万全に整えていた。

 早朝5時、弥生さんは何も知らずにやって来た。唐沢はカツラをかぶり、マスクを着けて変装。弥生さんの背後に回って忍び寄り、まずは弥生さんの眼鏡から奪った。

「キャーッ!」
 唐沢は無言で弥生さんを羽交い絞めにして、自分の車のところまで引きずっていこうとしたが、弥生さんは必死で抵抗。もみ合っているときに偶然、弥生さんが放った蹴りが唐沢の顔面をとらえ、唐沢が激高。用意していた棒状の金具を弥生さんの顔面に押し当て、さらに押し倒して顔面を何度も殴った。そのために弥生さんは両手や顔に全治1週間のケガを負った。

 その行為の最中、ふいに部屋の電気がついた。別の同僚が出勤してきたのだ。唐沢は慌てて逃げ出した。
「どうしたの?」
「男に襲われた…」
 弥生さんは警察に通報。今あったことを上司の唐沢にも報告しなければならないと思い、よもや犯人だと思っていなかった弥生さんは唐沢にも電話した。

「何だって? そりゃ大変だったな。今、近くにおるからすぐ行くわ」
 老人ホームにやって来た唐沢は、「実はオレも襲われたんや」と自分の傷を見せた。その説明のせいで関係者に疑惑を持たれている中、警察がやって来た。

★徹頭徹尾、バカすぎた男
 関係者から事情を聴き、現場の防犯カメラを調べたところ、そこには唐沢が車から降りて駐車場に身を潜め、弥生さんを襲って失敗し、車で逃走するまでの一部始終が写っていた。

「これは何だ?」
「いや、あの、その…」
 車の中を確認すると、怪しげなガムテープが何本も貼られ、“緊縛の準備”がしてあった上、3列シートの2列目のシートが倒されてフラット状態になっていた。車のシフトレバーには手錠が引っ掛けられており、助手席にはアダルトグッズに近いような女性向けの“制服”が置いてあった。

「何だ、これは?」
「いや…、カラオケで使うために買った小道具です」
「車をフラットにしていたのは何のためだ?」
「それは子供も乗るもんですから…」
「このガムテープは?」
「コロコロと同じで車内を清掃するためのものです」
 唐沢は弥生さんを襲ったことは認めたものの、のらりくらりと言い逃れして、「わいせつ目的ではない」と言い張った。

 だが、家宅捜索で押収されたパソコンやスマホの解析結果から、弥生さんに無断で写真などを盗み出したり、勝手に盗撮していたり、レイプの方法などを検索していたことも判明。犯行現場から見つかったガムテープの破片も、唐沢の車の中から見つかったガムテープの破断面と一致した。

 まさに真っ黒。唐沢はわいせつ目的略取未遂と傷害罪で起訴された。
「あなた、カラオケのために用意したと言っていたけれど、こんなものを身に着けてカラオケしたことがあるんですか?」
「ないです」
「こんなミニスカートをはいて歌ってくれる女性がいるんですか?」
「いや…、それはズボンの上からはいてくれれば…」
「山口かすみという名前でも被害者とやり取りしていますよね」
「ハイ…」
「どうして架空の人物に成りすます必要があったんですか?」
「それは…」
「被害者に執着していたからではありませんか?」
「執着はしていません!」
「それなら何で、彼女の個人情報を抜き取ったりするんですか?」
「それは…、説明するのが難しいんですけど…。医者に一時期、短期記憶障害のようなことを言われたことがあります…」

 そもそも車に乗せた時点で正体がバレると思わなかったのだろうか。

 徹頭徹尾、バカすぎた男は「非常に強い犯意に基づく大胆かつ危険な犯行だ」と断罪され、懲役2年の実刑判決を言い渡された。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書


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