葉月あや 2019年5月2日号

新・大阪名物『道頓堀ミュージアム・並木座』オープン

掲載日時 2019年04月17日 12時00分 [社会] / 掲載号 2019年4月25日号

新・大阪名物『道頓堀ミュージアム・並木座』オープン
画像はイメージです

 江戸時代、大阪・道頓堀には『浪速五座』と呼ばれる劇場があった。多くの人が集まり、当時のエンタテインメントの中心地だったが、今や大劇場といえば『松竹座』1館を残すのみ。そこで、かつての興行街としての賑わいを取り戻し、外国人観光客にも歌舞伎や文楽といった伝統芸能の魅力に触れてもらおうと『道頓堀ミュージアム・並木座』が開場した。伝統芸能と興行街の歴史を紹介する資料館というのが狙いだ。

 場所は道頓堀の旧・朝日座跡前のビル。『並木座』の名は江戸時代に活躍した狂言作家・並木正三にちなんだものだという。

 江戸期の芝居小屋を模した館内には、興行街としての道頓堀の賑わいと、それを支えた歌舞伎や文楽に関する文献、資料を展示。コンパクトな人力駆動の廻り舞台も設置され、芝居のコスプレで役者気分が楽しめる。パンフレットからのアクセスで、スマホが音声ガイド代わりに使えるというのもユニークだ。

 『並木座』の仕掛け人・山根秀宣氏はこう語る。
「今の道頓堀は、街自体はすごく賑わっているけど、興行街としての歴史や文化が見えなくなっている。劇場都市・道頓堀の歴史再生につながるものを作りたいと思っていたんです」

 この芝居小屋は今後、落語や義太夫などの実演の場としても使用される予定になっており、役者、芸人も期待を寄せている。

「興行の街と言うても、今はもう大きい小屋が並んで、いう時代やありません。それより、これぐらいの小さなとこがたくさんあったほうが、そら賑やかになるし、演者も喜びまっせ」(音曲漫才『暁トリオ』の暁光雄)

 なんとか踏ん張って、新たな大阪名物になってもらいたいものだ。営業は朝10時半から夕方6時半で、料金は大人600円、小学生以下300円だ。


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