菜乃花 2018年10月04日号

死ぬまで現役 下半身のツボ 「暑さ」に弱い『睾丸』を守りED予防

掲載日時 2018年07月31日 18時00分 [健康] / 掲載号 2018年8月9日号

 連日、猛暑が続く日本列島。すでに夏バテ、心身ともにグッタリしている方も多いのではないだろうか。
 「暑さはペニスの大敵でもあります。なぜなら精子の製造工場でもある『睾丸』は熱に弱いのです。それが体外に出ているのも、熱をこもらせないためなんです」
 こう語るのは、性感研究の第一人者で医学博士の志賀貢氏だ。

 これは意外と知られていない事実だが、熱に弱い睾丸には冷却装置も付いているという。
 「タマ袋には無数の皺がありますよね。あれはまさに熱を体外に出す役割を果たしているのです」
 こうした話からも、睾丸を温めてはいけないことがお分かりになるだろう。

 だが、この暑さである。
 睾丸が熱さに滅入って、精子の製造能力も落ちている可能性が高いのだ。
 「当然ながら精子が次々と作られない状態が続けば、いざという場面で勃起力も本来の力を発揮できません。その結果、EDになるケースも少なくないんです」

 では、どう対処すべきか。
 いくつかの方法があるので、さっそく紹介していこう。

 まずは昔から伝わる「金冷法」だ。
 「入浴した際、冷たい水を睾丸にかける方法です。ちなみに睾丸の適温は体温よりも4〜5℃低めとされているので、31〜2度に保つことが大事です。冷たい水だと、シャワーをかけてもOK、洗面器に水をためて浸けておいてもOK。1分間は冷やしてください」

 睾丸がキュッと引き締まる感じを得られるまで冷やそう。そしてその後、一度、暖かいお湯をかける。
 「一度冷えた睾丸を温めることで、ゆるんだ状態にするのです。そして、もう一度、冷たい水をかける。冷やす→温める→冷やすという作業を交互に繰り返すことで、睾丸の血行がよくなり、精子を製造するスピードも速くなるんですね」
 夏場は1日に1回、金冷法を取り入れたほうがいいそうだ。

 また、外出時でも睾丸を冷やす方法はある。
 「歩いたり、走ったりすることで、睾丸は揺れますよね。これも実は冷やしていることになるんです」

 逆に長時間、座った状態では睾丸に熱がこもりやすくなる。ただ、最近は異様な暑さ。無理に白昼からウオーキングなどをすると、熱中症の危険もあるので要注意だ。
 「できれば屋内のジムを利用するか、もしくは夜や明け方など、外の気温が涼しい時に歩いたほうがいいですね」

 もっといえば、パンツを穿かない、“ノーパン”もオススメだ。さすがにノーパンはちょっと、という方は、トランクス派になろう。
 「ボクサーパンツやブリーフなどは締め付けが強いので、どうしても睾丸に熱がこもりやすいんです。トランクスが一番ですね。もっとよいのは褌。あれはよく考えられた下着ですよね。夏場でも涼しく、睾丸を冷やしてくれるので、男性ホルモンの分泌もよくなる」
 思い切って、褌男子になるのも悪くない!?

 とにかくこの時期、我々男が最も注意すべきは、睾丸を熱くさせないこと。自分の子種を作ってくれる大事な器官も、しっかりと守ってあげようではないか。

志賀貢
回生眼科院長。医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたセックス&口説き術にまつわる著書も多数ある。

関連タグ:下半身のツボ

健康新着記事

» もっと見る

死ぬまで現役 下半身のツボ 「暑さ」に弱い『睾丸』を守りED予防

Close

マダムとおしゃべり館

▲ PAGE TOP