葉加瀬マイ 2018年11月29日号

LiLiCoオススメ「肉食シネマ」 ヒーローだって、お父さんは大変! 『インクレディブル・ファミリー』

掲載日時 2018年08月06日 12時00分 [エンタメ] / 掲載号 2018年8月9日号

LiLiCoオススメ「肉食シネマ」 ヒーローだって、お父さんは大変! 『インクレディブル・ファミリー』

 猛暑の中、お仕事お疲れ様です! “みなさんバテないでくださいね〜”って言ってる私は、すでにバテてます!
 今回の作品は、アニメーション史上、全米興行収入歴代No.1『インクレディブル・ファミリー』。“とうとうLiLiCoは、暑さにやられて、子ども向けの映画を薦めてきたか”と思っちゃいましたか? いえいえ、キャラクターはもちろんシンプルで可愛くて、ハマること間違いなし! オマケに、続編となる今回のストーリーは、実に大人向けだと思います。

 スーパーパワーを持つファミリーは、地球を救うためにそれぞれの得意技で大活躍しましたが、現在はそのパワーを使ってはいけないことに。なぜなら、人々の生活にダメージを与えてしまうからです。ヒーローたちはパワーを隠しておとなしく生活していました。しかし、またみんなを救わなければいけない状況になってしまったの。おとなしくしてなきゃいけないルールを無視してでも、人々を守るヒーローも大変です! このヒーロー一家の家庭内の立場が、とてもリアルで面白いんですよ。
 一家の主という立場ではいたいけど、ボブのパワーでは強すぎて街を壊してしまい、一般の人々が大変なことになる。妻のヘレンのパワーなら大丈夫でも、今度はボブの立場がなくなってしまうというジレンマ。
 結局、今回はお母さんヘレンの活躍が必要とされ、お父さんのボブとしては一家の大黒柱でいたいのに、思うようにいきません。お母さんが外に出て悪と戦い、お父さんが赤ちゃんのジャック・ジャックの成長を見守るわけ。家の中では勝手が分からなかったり、子守りも一苦労! いわゆる立場逆転。なんだか、今の日本の家庭事情と重なって見えてしまうのは私だけでしょうか。あなたの家庭内はどうかな?
 さらに、ティーンらしく恋をする娘のヴァイオレットと、好奇心旺盛のダッシュ。末っ子のジャック・ジャックは一家のアイドルであり、可愛い笑顔に、思わずつられてしまうほどキュート。このジャック・ジャックのスゴさが徐々に分かります。

 そしてもう一つ、ディズニー・ピクサー作品に付き物の短編映画がスゴく感動的。『BAO(バオ)』という作品ですが、お母さんと息子の絆を描いていて、ファンタジーでありながら、お母さんの子に対する気持ちが痛いほど伝わって涙が溢れました。やはりディズニー作品は夢を運んでくれます。家族でももちろんだけど、忙しい会議やプレゼンの合間にCGアニメもなかなかいいですよ!

画像提供元
(C)2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

■『インクレディブル・ファミリー』監督/ブラッド・バード
日本語吹き替え/三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるか、高田延彦、小島瑠璃子、サンシャイン池崎
配給/ウォルト・ディズニー・ジャパンディズニー

 8月1日(水)から全国公開。
 『Mr.インクレディブル』の14年ぶりとなる続編。悪と戦ってきたヒーローたち。だが、その驚異的なパワーは人々の生活にダメージを与えてしまうため、その活動は禁じられ、能力を隠して平凡な生活を送っていた。そんなある日、ヒーロー界のスターだったボブとその家族のもとに、復活をかけたミッションが舞い込む。任されたのは、妻のヘレン。彼女の代わりに留守を預かることになったボブは、家事と息子ジャック・ジャックの育児に悪戦苦闘。一方、ミッション遂行中のヘレンは“ある事件”と遭遇。そこには、世界を恐怖に陥れるさらなる驚愕の陰謀が待っていた。

LiLiCo:映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS「大様のブランチ」「水曜プレミア」、CX「ノンストップ」などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。

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