岸明日香 2018年12月20日号

専門医に聞け! Q&A 声のかすれ 防止策

掲載日時 2018年07月15日 08時00分 [健康] / 掲載号 2018年7月19日号

 Q:カラオケが趣味で、毎日スナックなどへ行って歌います。歌いすぎのせいと思いますが、時々声がかすれます。歌うのを減らせばよいのでしょうが、できません。改善方法がありましたら教えてください。
(69歳・無職)

 A:歌手や音楽講師、教師、アナウンサーなど、声を出す職業の人は、声帯を酷使して炎症を起こし、むくみ、声がかすれることがあります。ご質問の方のように、カラオケで歌いすぎても、声帯を酷使すると声がかすれます。
 声のかすれを予防するには、おっしゃるとおり、歌いすぎないようにすることが一番です。しかし、なかなかやめられないとのことですから、カラオケをやめずに声のかすれを防止する対応策を考えてみましょう。

●就寝時に口テープを
 話したり歌ったりするときは、口を開けます。歌手やアナウンサーなどの職業の人は、常に口を開けるわけで、そのために鼻とともに口で呼吸をしがちです。ご質問の方も、歌を歌うときは口でも呼吸をしているはずです。さらに、おそらく歌っているとき以外も、口での呼吸が身についているかもしれません。
 口呼吸は口の中が乾燥し、喉の周りも乾燥するので、このこともかすれを引き起こす一因となります。ですから対応策としては、加湿が重要になってきます。そのためにまず、口呼吸を止めること。口呼吸をしている自覚はないでしょうから、寝るときに口テープを貼ることをお勧めします。
 口テープは、就寝時にテープを口に貼って、口呼吸を鼻呼吸へと変えるための方法です。テープは、薬局などで売っているサージカルテープ(医療用の紙テープ)を用います。テープを5ミリほどに切り、唇の中央に縦に貼ります。
 さらに念入りにするためには、マスクを装着します。マスクは緩いものがよく、少し濡らすとさらに加湿ができます。部屋が乾燥している場合などは、特に濡れマスクを試してみる価値があります。
 就寝時の口テープを習慣にすると、目覚めたときの体調がとてもよいのを実感するはずです。それは口呼吸ではなく、鼻呼吸をしている証拠です。

今井一彰氏(みらいクリニック院長)
山口大学医学部卒業。東洋医学などさまざまな医療を駆使し、薬を使わずに体を治していくという独自の観点に立って治療を行う。日本初の靴下外来も設置。

関連タグ:専門医に聞け!


健康新着記事

» もっと見る

専門医に聞け! Q&A 声のかすれ 防止策

Close

WJガールオーディション

▲ PAGE TOP