鈴木ふみ奈 2018年11月1日号

離婚と失職で人生が急転した男… 酒とレイプと路上生活の因果関係③

掲載日時 2018年09月17日 23時50分 [エンタメ] / 掲載号 2018年9月20日号

同じ年頃の娘がいるのに…

 最悪のレイプ魔に成り下がった藤田の最後は、過去の犯歴を集大成したような終わり方だった。逮捕当日、例によって一人歩きの女性を探していた藤田は、コンビニで買い物中の神谷玲奈さん(25)を見つけた。

 藤田も店内で缶ビールを買い、飲みながら尾行。人気のない場所に差し掛かったところで背後から抱き付き、胸を揉みまくった。

 藤田は玲奈さんの口を手でふさぎながら、近くのアパートの敷地内に連れ込んだ。玲奈さんを押し倒し、スカートをまくり上げ、パンティーの上から恥丘部をギュッと揉み立てた。
「いやァ、やめてぇー」
「騒ぐな、静かにしろ!」
 だが、藤田は玲奈さんの服を脱がそうとしたとき、左手の親指と人差し指を思い切り噛まれた。
「イテテテ…」
 その騒ぎに気付いて近隣住民が窓を開けた。その住民と藤田は目が合ってしまった。藤田は慌てて逃げ出したが、住民はすぐに「女性が襲われている」と110番通報した。

 警察は10分ほどで駆け付けてきたが、藤田はなぜか最初のコンビニに戻り、また缶ビールを買って、飲みながらフラフラと現場に戻ってきた。不審に思った警察官に職務質問され、指に残った歯型の跡を確認された。藤田は任意同行を求められ、指から玲奈さんの唾液のDNAが検出されたことから、強制わいせつ致傷容疑で逮捕された。

 余罪の取り調べで、鈴木遥香さんに対する強制性交容疑でも再逮捕。飲酒運転で捕まる前、スナックホステスを襲い、パンティーとパンストを奪った強制わいせつと強盗容疑でも立件されることになった。
「何もかも失って路上に転落し、寂しさや悔しさを酒で紛らわせていた。別れた妻に手紙をもらい、もう酒は飲まないと誓った。飲んだら娘にも会えなくなる。同じ年頃の娘がいるのに、こんな事件を起こして、自分が情けないです…」

 藤田は「犯行を重ねるにつれて計画性を高め、犯行態様を悪質化させている」と断罪され、懲役10年を言い渡された。何度、同じパターンで男たちは転落の道をたどるのか。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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