菜乃花 2018年10月04日号

社長ご乱心でEVの火付け役・米テスラ社終焉か

掲載日時 2018年09月08日 15時00分 [社会] / 掲載号 2018年9月13日号

 我が国では新進気鋭の経営者が恋人のタレントとの日常をSNSでアップし炎上騒ぎとなったが、米国でも経営者が発するSNSの話題が尽きない。8月に入りその中心となっているのが、電気自動車メーカーのテスラ・モーターズなどを率いる経営者、イーロン・マスク氏だ。

 「マスク氏は今年4月1日のエイプリルフールに『資金調達に奮闘したにもかかわらず、残念ながらテスラは完全に経営破綻してしまった』とツイート。7月にもタイ北部の洞窟に遭難した少年らの救出に、マスク氏が開発した小型潜水装置を貸し出す提案をしたものの、現地の英国人潜水士が『宣伝行為』と一蹴したことに対し、『英国人潜水士は小児性愛者』と罵倒するツイートを発信。これらが世界中にニュースとして発信される一方で、毎回テスラの株価が下落しており、株主からひんしゅくを買っていたのです」(経済誌記者)

 そんなご乱心気味なツイートを連発しているマスク氏が、8月に入りニューヨーク・タイムズのインタビューで、昨夏に出荷を開始した量産車『モデル3』増産の苦労話を涙ながらに告白。同時期にいきなり「テスラを非公開化できないか考えている。資金は確保した」(24日撤回)とツイート。さらに米証券取引委員会(SEC)がテスラに対し調査していることも明らかとなり、8月17日にも株価は急落した。

 自動車業界に詳しい専門家は、その裏事情をこう説明する。
「『テスラ』のヒット以来、既存の自動車メーカーが電気自動車に本腰を入れたために事業モデルがあっという間に限界に達してしまい、財務状況が散々なのです。SECが入ったこともあり、投資家は成長見通しに対して疑念を向けている。8月に入ってからのマスク氏の一連の動きは、テスラ終焉に向けた序章では、との声もあるのです」

 EVの火付け役の幕切れは、あっけないものかもしれない。

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