「おぐらが斬る!」広末涼子の不倫報道がにぎわっているが? 不倫バッシングをする人の心理とは?

エンタメ・2023-06-17 23:32
「おぐらが斬る!」広末涼子の不倫報道がにぎわっているが? 不倫バッシングをする人の心理とは?
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女優広末涼子さんと、料理界の革命児と言われるフレンチシェフの鳥羽周作さんのW不倫が暴かれ、ご両人はすべてを認め謝罪。それでも週刊文春は、お二人の赤裸々な交換日記で追い打ちをかけた。その交換日記には

「世界でいちばん大切で愛しい恋しい周作さんへ」

「出逢ってくれて、会ってくれて、合ってくれて、くっついてくれて、入ってくれて、泣かせてくれて、きもちいくしてくれて、いつもどんな時もあなたらしく居てくれて、対峙してくれて、本当にほんとに、ほんとうに、ありがとう。」

と、かなりデレデレぶりな文章がつづられている。「入ってくれて」とか「きもちいくしてくれて」とあるから、相当赤裸々な文章といえる。

お相手の鳥羽周作さんも妻子を持ち、4年連続でミシュラン一つ星を獲得する有名シェフで、今年4月には、鳥羽さんの活躍を追ったドキュメンタリー映画が公開されている。

広末さんもキャンドルアーチストのキャンドル・ジュンさんと、2010年に再婚している。広末さんとキャンドル・ジュンさんは、知り合ってわずか7カ月でのスピード婚であった。

広末さんは3児の母であり、2022年の「ベストマザー賞」を受賞している。ベストマザー賞は「ベストマザー賞の呪い」という言葉があるくらい、受賞者の不祥事が多い賞であることが知られている。2021年の受賞者には三浦瑠璃さんや篠田麻里子さんがいたりするのだ。

さてさて、不倫だの浮気だのってのは、各家庭の問題であって、その他の人には関係のない話だ。

だいたい神様の前で誓ったはずの結婚だって、3組に1組が離婚する。既婚男女の浮気率は3割くらい。25人に1人くらいの割合で、夫は自分以外の子どもを知らずに育てているという。

人類は一応一夫一婦制をとっているが、実態はそれなりにお乱れになっているのだ。

それでいて、今回のような不倫報道が出ると、多くの人は「許せない!」「子どもがかわいそう!」と、報道された人を糾弾し攻撃する。ある心理学者の弁によると、その心理は「嫉妬心」であるらしい。

自分以外の人が「こっそりイイコト」をしているのが許せないという心理だ。

攻撃している人は「子どもがかわいそう」といいながら、誰も子どものことなんか考えていない。「うまいことしやがって、コンチクショー」というわけだ。

広末さんは、所属事務所から無期限謹慎処分に、CMが削除されたそうな。おそらくは「不倫した女を使うのか」というクレームを恐れてのことだろう。しかし他人にとってどうでもいいことなのだ。

それよりも、交換日記が流出したということは、誰かがその日記を盗んで売ったということだろう。かなり身近な人じゃないとそれはできないはずだ。そちらのほうが恐ろしい。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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