菜乃花 2018年10月04日号

〈男と女の性犯罪実録調書〉女子高生を色情飼育しようとした サディスト強姦魔の“計略と誤算”(3)

掲載日時 2014年03月13日 16時00分 [事件] / 掲載号 2014年3月20日号

 ようやく山上のアパートに連れてこられた時、2人は疲れ果てていた。山上に「もうお前らは帰すわけにいかん。ここで生活するんだ!」と言われ、絶望的な気持ちになった。
 2人は「こうなったら、少しでも待遇を良くさせよう」とこっそり話し合い、チカは山上に処女を捧げることを決意。山上を色仕掛けてセックスに誘い、処女の鮮血を浴びさせた。
 さらに2人は山上の体をペロペロと舐め、山上が好きなディープキスにも積極的に応じて唾液を交換。山上はすっかり上機嫌になって、「これから毎日してもらうからな」と命じた。
 「いいわ。でも私たち、親に捜索願を出されてるかもしれないの。せめて学校に行っていれば安心すると思う。ここから通わせて」
 「そう言って、逃げるつもりじゃないだろうな?」
 「私たちは親が嫌で家出したのよ。逃げるわけないじゃない。それよりここでの暮らしが気に入ったわ。学校が終わったら、必ず帰ってくるから」
 2人はすべての荷物を置いていくという約束をし、翌朝、学校の正門前まで車で送ってもらった。その足で職員室に向かい、教師に被害を報告。学校の通報で警察が駆けつけ、2人はただちに保護された。

 一方、山上は2人が約束の時間になっても帰ってこないことから騙されたことに気付き、自宅アパートを引き払って放浪の旅に出た。
 その後、住み込みで働ける自動車工場の従業員となり、独身寮に入ったが、警察がやってきてわいせつ誘拐や強姦、監禁致傷などの疑いで逮捕された。その2週間後には、中村も共犯者として逮捕された。
 「違う。オレは共謀していない。セックスはしたが、彼女らが山上に脅されていることは知らなかった」
 こうして事件の真相が明らかとなり、結局、山上だけが起訴されることになったが、事件慣れしている山上は「脅してセックスした事実はありません。山中でケガさせた事実もありません。拳銃型ライターがオモチャであることは彼女らも知っていました」などと否認した。

 リエとチカは「ネットで見知らぬ人と出会う怖さを思い知った」と語ったが、おそらくこうした事件は尽きない上、表面化するのもほんの一部なのだろう。
(文中の登場人物は全て仮名です)

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