創価学会がラジオのスポンサーから撤退 夏の参院選見据えテレビに移行の波紋

社会・2013/04/01 11:00 / 掲載号 2013年4月4日号

 創価学会が単独提供してきたAMラジオ番組から次々に撤退、この動きがさまざまな憶測を呼んでいる。
 3月末でTBSラジオ『あなたにモーニングコール』、文化放送『ミュージックギフト〜音楽・地球号』のスポンサー打ち切りを決めた。

 TBSラジオ『あなたにモーニングコール』は通称“あなモニ”と呼ばれ、月曜日から金曜日の午前4時からの1時間枠。'01年9月に終了した『歌うヘッドライト』の後継番組としてスタートし、今年12年目の長寿番組だった。
 一方、文化放送『ミュージックギフト』は、'94年放送開始。毎回ゲストを呼び、リスナーから「誰かにプレゼントしたい曲」のリクエストを募集。ナイターシーズンは日曜日、オフは月曜日〜金曜日の放送で、手堅いファンをつかんでいた。

 創価学会は年間300億円の広報予算をもっているとされる。かつて学会の広告は書籍(池田大作名誉会長関連)や新聞(聖教新聞)が主だった。だが、ある事件を機に方向性を変えていく。TBS『報道特集』のスタッフが池田大作名誉会長を“直撃取材”、学会はこれを問題視したのだ。
 そこで、学会はTBS抱き込みに動いた。

 TBSはかつて毎日新聞が筆頭株主だった。現在は同新聞社の経営的問題から株主的関係はなくなっている。それでも聖教新聞は、毎日新聞の子会社である東日印刷を中心に刷られている。間接的にTBSのスポンサーになろうとしたのだ。
 だが、特定宗教にかかわりのある団体のCMは拒否すべき、と本体のTBSはCMを受け付けなかった。

 そのため、学会はまずTBSラジオなどAMラジオに焦点を絞りCMを入れてきた。そんな経緯から、今回の措置となる。
 「要は徐々にCMをテレビ中心へ移そうとしているわけです」(学会関係者)

 そのひとつがTBSテレビの日曜朝10時からの『サンデージャポン』。スポンサーに聖教新聞が入った。狙いは夏の参院選で、今後、さらに同広告が増えるとみられている。
 広告収入増も見込まれるTBSだが、いまだ難問山積みである。いくら不景気とはいえ、テレビがCM基準をゆるめていいのだろうか。先達の思いを忘れてはいけない。
 このままだとTBSの姿勢は倫理面で問題視され、今後波風が立つことは避けられない。

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