中島史恵 2019年6月6日号

〈男と女の性犯罪実録調書〉②別れた彼女を性行為で懐柔

掲載日時 2019年03月13日 00時00分 [官能] / 掲載号 2019年3月21日号

 これで2人の交際は終わったはずだったが、市村はその後、手土産を持って何度も智子を訪ねてきた。
「キミに他の人と幸せになってほしいと言ったけど、まだ好きという気持ちがある。他の男と会っているかと思うと、殺したくなるような感情がある。やっぱりヨリを戻してほしい」

 こんなことを言ってアパートに泊まっていき、セックスで懐柔するのだ。智子は「また同じ過ちを繰り返すのはイヤ」と拒絶していたが、まだ市村のことが好きという感情もあった。

 ところが、同棲解消から1カ月後、アパートの管理会社から「市村さん宅の家賃が支払われていない。市村さんと連絡を取ってほしい」という電話がかかってきた。市村に伝えると「支払い期日を延期してもらったから」とのことだった。

 ところが、翌月も同じような電話があり、智子が怒って市村宅に抗議に行ったところ、「派遣会社で働き始めたばかりで金がない。でも、滞納問題はまもなく解決すると思う」などと説明された。

 市村の部屋で話しているうちに自然とそういう雰囲気になり、「好きなんだ」と押し倒された。その日、智子は久々に市村のアパートに泊まった。
「そのときは昔みたいに仲がよかった時代に戻れた気がして、今まで彼がしてきたことをすべて水に流せば、元の関係に戻れるんじゃないかと思いました。金銭トラブルといっても、たった50万円のことだし…」

 だが、市村が話していた返済期日に、智子が念を押すように〈本当に大丈夫でしょうね〉とLINEすると、2日たっても「既読」にならず、それっきり市村との連絡は途絶えた。智子はその落差に戸惑った。
(明日に続く)

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