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破産掛布「地元少年野球監督」まで拒絶された哀しきミスタータイガース

掲載日時 2011年08月17日 11時00分 [スポーツ] / 掲載号 2011年8月18日号

 元阪神選手の掛布雅之氏(56)が実質的オーナーを務める『掛布企画』が、2度目の不渡りを出し、銀行取引停止になっていたことが7月27日明らかになった。事実上の倒産である。

 東京商工リサーチ関西支社によれば、負債総額は約4億円。『掛布企画』は昭和60年、資本金1000万円で設立された。『ほっとこーなー』の店名で、お好み焼き店や居酒屋などの飲食店を開業、スポーツ用品の販売なども行っていた。
 設立当時はバブル景気も重なり、経営は順調だったが、ここ数年は売上不振と借入金依存が続き、業績は急速に悪化。20年6月には多額の負債により本社兼自宅(大阪府・東豊中)の不動産が差し押さえられ、21年9月には、債務保証をしたコンサルタント会社から訴えられ全面敗訴していた。

 自宅兼本社は複数の競売申し立てを受け、昨年、大阪地裁が競売開始を決定、今年6月に強制競売に付されている。
 「掛布さんが副業に失敗して、借金まみれになっているというのは、OBの間でも有名な話でした。質の悪い連帯保証にひっかかったりしていたそうです。最初の裁判の前までは、掛布企画にはプロの経理マンがいなかったというのもビックリですわ」(阪神OB)

 高級住宅地にある掛布氏の自宅兼事務所のインターホンを押してみた。呼び出し音が鳴り、防犯センサーが反応するのだが、中からの応答は全くなし。
 「一週間前ぐらい前には誰か居てはったみたいですよ。掛布さん? ちょっと冷たい感じのする人で、あんまりお付き合いはしてませんでした」(近所の住人)

 掛布企画の倒産については「本人の性格が問題だった」と、もっぱらだ。
 「掛布は一匹狼。それでいて何事も自分が中心でないと気に入らない。性格が複雑なんです。個人事業主ならそれでいいけど、会社の経営者は一匹狼では無理。現役時代も、チーム内では派閥を作らなかった代わりに、味方も極端に少なかったですね」(別の阪神OB)

 掛布氏は、現役時代「ミスタータイガース」と持て囃されながら、引退後は一度も阪神のユニホームを着ていない。
 「これも球団フロントに味方がいないのが最大の原因です。楽天の初代監督就任の話が潰れたのは、条件面が合わなかったとされていますが、真相は、楽天の三木谷会長が掛布の性格を嫌ったからなんです」(阪神関係者)

 昨年、経営難が表面化してからは年間約2000万円のテレビ解説の収入もなくなった。
 「地元少年野球の監督すら断られたそうです。掛布氏も、自ら金策とセールスに飛び回っているが、焼け石に水のようです」(知人)

 哀れミスタータイガース。

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