彩川ひなの 2018年7月5日号

専門医に聞け! Q&A 脳幹トレーニング

掲載日時 2018年02月25日 08時00分 [健康] / 掲載号 2018年3月1日号

 Q:食事をはじめ生活全般に気をつけているし、特に慢性的な症状や病気もありません。しかし、仕事が多忙なこともあり、熟睡できず、疲れが残ることもあります。また、頭の働きは悪くないですが、もっと活性化できたらよいと思います。全体の健康度もアップしたいのですが、よい方法がありましたら教えてください。(55歳・弁理士)

 A:ご質問の方のような問題に対処するために、私は脳幹トレーニングを行っています。脳幹は、血液循環や血圧、体温、血糖、水分調節や呼吸、嚥下など生命活動の基本をつかさどる中枢であり、神経の伝導路です。生命維持に重要な機能の中枢部(神経の中枢部)で、生命そのものといってもよいところです。
 人は動物の一員であり、動物は動くことによって生きています。「体を動かさなくなると、脳幹が正常に機能しなくなる」という考え方に立って、脳幹トレーニングクッションが開発されています。

 私は脳の活性、認知症予防にこの脳幹トレを勧めています。このクッションは、普通の腰に敷くクッションと同じような四角い形をしています。
 クッションに空気を入れ、その上に立ちますが、体のバランスがうまくとれないと、ひっくり返ってしまいます。最初のうちは、壁につかまって立ちます。
 しかし、こうして練習をくり返すうち、次第に安定して立てるようになります。脳幹が鍛えられた証拠です。椅子に長時間座り続けると疲労を生じるものですが、このクッションを敷いているとそういう感じになりません。
 長時間椅子に座り続けると健康によくないのですが、そのマイナスを補う効果があるのではないでしょうか。
 私もこのように脳幹トレを続けたところ、夜は熟睡でき、トイレに起きることがまったくなくなりました。寝る前に水分をとっても尿意をもよおさないのですから不思議ですが、効果を実感しています。姿勢もよくなります。
 脳幹トレーニングのクッションは、脳幹の訓練を長年研究した人が開発しましたが、現在ではそれを真似て作った安価な製品が出回っています。

山口康三氏(回生眼科院長)
自治医科大学卒業。眼科医、漢方内科医。食事、運動、睡眠などを改善する生活改善療法を指導し、眼科の病気や生活習慣病の治療に成果を挙げている。日本綜合医学会理事長。

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