葉月あや 2019年5月2日号

◎専門医に聞け! Q&A 冷え性

掲載日時 2019年02月03日 12時00分 [健康] / 掲載号 2019年2月7日号

Q:2年ほど前から冷え性になり、冬の寒い時期はとてもイヤです。ストレスの解消は食べることで、甘い物も大好きでよく食べます。運動不足ですし太っていますが、そういうことと冷え性は関係があるのでしょうか。アドバイスをお願いします。ちなみに、酒は飲みません。(44歳・観光バスドライバー)

A:年齢から考えて、男性更年期かもしれませんが、ストレス、食べすぎ、甘い物好き、運動不足は、どれも冷え性を引き起こす要因となります。
 まず、砂糖を使った甘い物は冷え性の大敵です。砂糖は糖類であり、糖類は糖質の一種です。糖を摂りすぎると、エネルギーとして消化されず、余分な糖はたんぱく質と結び付き、「AGEs」という物質が作られます。
 AGEsは毛細血管の壁細胞を傷つけ、さらに内皮細胞を傷つけ、毛細血管はゴースト血管化し、機能しなくなります。また、動脈も傷つき、動脈硬化を引き起こすことになります。

●漢方薬も効果的

 ごはんやパンなども糖質食品ですから、食べすぎるとAGEsが発生します。ですから、甘い物はもちろん、食事の摂りすぎもよくありません。

 AEGsが増えると、体の細胞は酸素・栄養不足になり、新陳代謝が低下します。冷え性になるのもそのためです。

 運動不足も新陳代謝を低下させます。ご質問の方の冷え性は、以上のように説明できます。加えて、肥満であること自体、新陳代謝を低下させます。

 冷え性改善のためには、基本的なこととして、食べすぎ、甘い物好き、運動不足という3つの習慣を改めましょう。そうすれば肥満も解消でき、冷え性は相当やわらいでくるはずです。

 ご質問の方は、ストレスのはけ口が食欲へ向かっていますが、ストレス解消の方法はいろいろとあるはずです。趣味はないのでしょうか。食欲以外のストレス解消法を見つけてください。

 冷え性の改善には漢方薬も役立ちます。様々な漢方薬がある中で、特に効果が優れているのが「桂枝茯苓丸」です。また、冷え性で霜焼けができる人には「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」が適しています。

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山口康三氏(回生眼科院長)
自治医科大学卒業。眼科医、漢方内科医。食事、運動、睡眠などを改善する生活改善療法を指導し、眼科の病気や生活習慣病の治療に成果を挙げている。日本綜合医学会副会長。

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