葉加瀬マイ 2018年11月29日号

“家庭内ポルノ”の影響を受けた男 浮気女を50発殴って殺害!(3)

掲載日時 2017年12月25日 23時00分 [官能] / 掲載号 2017年12月28日号

 事件当日の朝、高木はようやく佳代さんと連絡が取れ、「アパートの前にいる」と言うので早速会いに行った。すると佳代さんは「睡眠薬を飲んだ」と言って、玄関前に座り込んでいた。
 「どないしたんや、昨日は何しとったんや」
 「シンジと一緒にホテルに泊まっていた」
 「なにィッ!」
 高木は激情に駆られ、われを忘れた。
 「とにかく中に入れ!」
 高木は佳代さんをアパートに押し込み、殴る蹴るの暴行を加えた。佳代さんの息子は実家の方に避難していたので不在だった。

 その日の夜、佳代さんから実家の母親に「高木さんにお詫びするので、お金を持って来てほしい」という電話が掛かってきた。両親と息子がアパートに行ったところ、高木が玄関口に出てきて「家には入るな!」と怒鳴られ、追い返された。
 ところが日が変わった未明、高木が偽名を名乗り、佳代さんのスマホを使って「女が大量に睡眠薬を飲んで倒れている」という119番通報を掛けてきた。
 救急隊員が駆け付けたところ、家の中のリビングに全裸の女性が倒れていた。その女性は全身血だらけで、すでに呼吸しておらず、死後硬直が始まっていた。近くには血だらけのパイプやトリミングブラシが転がっていた。

 救急隊員は死亡の判断をし、病院には運ばないで警察に通報した。そこへ、高木の知人の男性から「犯行を告白された」という110番通報も掛かってきた。
 警察は高木の携帯電話から発信される微弱電波で位置確認し、近くのサウナにいたところを身柄確保した。任意同行を求めて事情を聴いたところ、「彼女が浮気したので、50発ぐらい殴った」と犯行を認めたので、殺人容疑で逮捕した。

 司法解剖の結果、死因は全身打撲による多発外傷と判明。ろっ骨などを20本以上骨折していた上、頭にはパイプのようなもので突き刺した損傷部位があった。
 だが、これほどひどいケースでも、検察は「殺意の立証が困難」として、殺人から傷害致死に“罪名落ち”して起訴した。
 裁判所は「女性の浮気を疑い、激高した末の暴行で、その執拗さと残忍さには目を覆うばかり」として、懲役9年を言い渡した。

 出会ってからわずか1カ月弱の蛮行。高木の幼少期のトラウマが原因だったとしても、残された佳代さんの息子は高木以上の心の傷を負うに違いない。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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