菜乃花 2018年10月04日号

LiLICoオススメ「肉食シネマ」 ビーチが一瞬で凍る…まさに地球の危機! 『ジオストーム』

掲載日時 2018年01月29日 12時00分 [エンタメ] / 掲載号 2018年2月1日号

LiLICoオススメ「肉食シネマ」 ビーチが一瞬で凍る…まさに地球の危機! 『ジオストーム』

 お仕事お疲れ様です!
 正月気分は抜けましたか? 年末年始、私はスウェーデンに帰りましたが、戻って来た日は、日本語がまったく出てこなかった。ただ今、絶賛、舞台のお稽古中。日本語が出てこなかったらすべてアウトなので、かなり焦っています!
 さて、今年のお正月映画も盛りだくさん。私みたいに映画を仕事にする人は、年間に数百本の映画を見ますが、年に2〜3本しか見ない人もいますよね? 交互で連載する、やくみつるさんと私が紹介する作品を見てくれたら大感謝です!

 今回、ご紹介する作品は、たくさん映画を見る方は“どこかで見たような…”って気になるかもしれませんが、それでも楽しめる作品。私の大好きなジェラルド・バトラーが主演。男も惚れるダンディズムに溢れた雰囲気とフェロモンむんむんの彼ですが、今回、はっきり言ってピンチなの!
 地球が異常気象に苦しむ中、安定した天気ですごせるよう、完全なプログラミングで気象をコントロールする衛星を作ることに成功。でも、ある日、その衛星は暴走を始める。近未来、本当にありそうな展開で、これが妙にリアルなんです。

 映像では突然、不思議なことが起こります。南国のリオデジャネイロのビーチで楽しむカップルや家族の目に飛び込むのは、サーフィンにもってこいの大波。でもその大波が、またたく間に凍ってしまえば、ビーチにいたみんなも数秒後には氷になってしまう。香港では地面が割れ、卵を落とすと一瞬で目玉焼きに。そして東京にも雪ダルマ大の雹が降ったりと地球は大騒ぎ。でも何か怪しい。単純に、衛星の調子が悪くなったとも思えない。そして、さまざまな人間関係が絡み合ってラストに向かって行きます。
 本作は、分かりやすく伏線も描かれていて、突っ込みたくなったある場面も、実はストーリーの中の引っ掛けだったりします。何も考えずに楽しみたい日にピッタリ! 優しく見守ってほしい作品です。

 予告編では“どうなる?”とありますが、人間が宇宙や地球に影響を与えるものを作り続けたら、本当にこんな風になるかもしれない気がします。完全にエンターテインメント娯楽として見られなかったのは私だけ? ハラハラもありますが、親子愛、家族愛の作品でもあるので、ポップコーン買って楽しむがよい!

画像提供元
(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., SKYDANCE PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

■『ジオストーム』
監督/ディーン・デブリン
出演/ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス、アビー・コーニッシュ、アレクサンドラ・マリア・ララ、ダニエル・ウー、エウヘニオ・デルベス、エド・ハリス、アンディ・ガルシア
配給/ワーナー・ブラザース映画

 1月19日(金)全国ロードショー。
 最新テクノロジーを集結し、天候を完璧に制御できる宇宙ステーションが開発された近未来。地球は自然災害に襲われることがなくなる。ところが、運用開始から2年後、宇宙ステーションがウイルス感染し突如、暴走を始め、世界中で異常気象を引き起こしてしまう。地球壊滅災害“ジオストーム”の発生を防ぐため、開発者ジェイク(ジェラルド・バトラー)と彼の弟マックス(ジム・スタージェス)が立ち上がるが…。

LiLiCo:映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS「大様のブランチ」「水曜プレミア」、CX「ノンストップ」などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。

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