鈴木ふみ奈 2018年11月1日号

引きこもり10年の“主夫”が起こした女子校生強制性交事件の顛末(3)

掲載日時 2018年02月12日 23時00分 [事件] / 掲載号 2018年2月15日号

 「うおおっ、たまらん…。いくぞっ! たっぷり顔にかけてやるからな」
 ラストスパートをかけ終わると、長谷川は玲奈さんの顔の前に立った。
 長谷川の肉棒がビクンビクンと痙攣して、煮えたぎる白濁の樹液が玲奈さんの顔の上に飛び散った。断続的に放出される樹液は玲奈さんの顔を容赦なく汚し、玲奈さんは固く目を閉じてそれを受け止めた。

 長谷川は脳髄まで痺れる快美感に溺れきっていた。顔中を白濁まみれにされた玲奈さんが見上げてくる。その口の中にまで白い濁りが残っていた。
 「このことを警察に言ったら殺しに行くからな。家も分かっているから家族も殺すからな!」
 長谷川は強烈な脅し文句を浴びせて去って行った。玲奈さんはすぐに携帯で両親に被害に遭ったことを報告したが、警察に行くことはかたくなに拒んだ。両親が警察に事情を説明し、女性警察官が説得に当たっても、玲奈さんは事情聴取を拒むほどだった。

 だが、長谷川の悪行は意外なところからアシが付いた。何度も下着を盗まれていた被害者の1人(26)がたまりかね、防犯カメラを設置したところ、ベランダを乗り越えて下着泥棒をしている男の映像がバッチリ映ったのだ。その手すりの部分から検出された犯人の指紋が、玲奈さんを襲った犯人の指紋と一致した。
 警察はまず、民家からブラジャーとパンティーを1点ずつ盗んだという窃盗容疑で長谷川を逮捕した。長谷川の自宅を捜索したところ、34点もの下着が見つかった。そのうちの半数がこの女性のものだった。
 さらに長谷川の口腔内細胞を調べたところ、玲奈さんを襲った犯人の精液のDNAと一致したため、玲奈さんに対する強制性交容疑でも再逮捕された。長谷川は他にも犯行をほのめかしたが、下着泥棒以外で立件されたのは玲奈さんに対する事件だけだった。

 「自分が犯行に及んだのは、することがなくて、アダルトDVDばかり見ていたからだと思う。10年近くも引きこもっていて、およそ自分が女性にとって、恋愛対象でないことも分かっていた。ちゃんと仕事をして、普通の生活をしていれば、このような事件を起こすことはなかったと思います」
 長谷川も世間にあふれている40代のニートの1人だろう。彼らが社会で何ができるのかを今すぐ考えなければ、この問題はさらに深刻化していくことになる。その先にあるのは高齢の親と中高年の子供の共倒れを意味する「8050問題」である。
 結局、長谷川は「アダルトDVDを見て安易に実行に移し、他者を尊重する気持ちが著しく欠けており、かなりの問題点が見受けられる」と断罪され、懲役5年を言い渡された。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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