菜乃花 2018年10月04日号

辞表秒読み 舛添都知事「ケチケチ」選挙公約をチェックした!(1)

掲載日時 2016年06月08日 14時00分 [政治] / 掲載号 2016年6月16日号

 思い起こせば2014年2月に行われた東京都知事選挙に、舛添氏は46%の得票率で圧勝した。細川護煕元首相や田母神俊雄元航空幕僚長、宇都宮健児日本弁護士連合会元会長など、そうそうたるメンツを破ったのは、政治家として有能と都民が判断したからだろう。
 しかし、あんな“コソ泥オヤジ”だったとは…。もはや新たな領収書が出てきても驚きはしない。この際、この2年間、選挙公約にどの程度前向きに取り組んでいたのかを検証してみよう。回転寿司での打ち合わせや美術館巡り、週末の湯河原通いの成果はいかほどか。

 「舛添都知事は“首相感覚”の持ち主ですから、新聞の都内版でしか動向を報じられないことが大いに不満でした。それで1面に取り上げられるように経済施策では『国際金融センター構想』とか、環境対策では『水素社会構想』、あるいは国際競争力の向上については『特別経済特区構想』など、自治体レベルではどうにもならない大風呂敷ばかり広げるのです。豪華海外視察も、俺は“首相”だという驕りから、当たり前だと思っています」(都政関係者)

 政治とカネの問題では、'14年10月にこんな発言をしている。安倍改造内閣の目玉だった小渕優子経産相と松島みどり法相の2人が就任早々に辞任したが、この件について舛添都知事は定例会見で「チェックの仕方が杜撰」と上から目線のコメント。公約では《政治とカネの問題を直視し、カネの掛からない政治の実現に全力を挙げます》と吠えていたからだが、まさか今回、自分の吐いたツバを飲み込むことになろうとは思ってもみなかっただろう。

 《厚労相として、年金、介護、医療、雇用、育児、出産、子育てに一生懸命取り組んできたので、都知事になったら、その経験を生かしたい》との公約もどこへやら。例えば保育サービスでは「待機児童ゼロ」を公約、利用児童数を毎年1.2万人ずつ増やし、'17年度末に4万人分の受け皿を作って待機児童を解消すると胸を張った。ところが、折しも『保育園落ちた日本死ね』の匿名ブログが話題になった今年の春、大規模な認可保育園の設置が可能な新宿区内の都立高校跡地に、韓国系の学校を造ると言い出す始末。美術館巡りはしても、保育所には一度さえも足を運んでいないのだ。

 「都民のため」を連発し、公用車を最大活用してその“仕事量”を自慢する割には、都民のための仕事をしていない。こんなに分かりやすい政治家もまれである。
 「厚労相時代にやったことと言えば、現在深刻な副作用が社会問題になっている子宮頸がんワクチンを優先的に承認したこと。15歳以下の子どもがいる母子家庭に支給してきた生活保護の母子加算を廃止したことなどです。こうしてみると、女性に対して冷酷非情な人であることがよく分かります」(野党系女性都議)

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