菜乃花 2018年10月04日号

浮気妻に振り回された元夫と間男 互いにウソをつかれ“死のバトル”へ(3)

掲載日時 2017年11月06日 23時00分 [事件] / 掲載号 2017年11月9日号

 事件当日、由梨絵は梶川に待ち合わせ場所のファミリーレストランまで送ってもらい、「2時間たっても帰ってこなかったら、警察を呼んでほしい」と頼んで店内に入って行った。
 4人は久しぶりに一緒に食事をした。そこで話は本題へ。本郷は「子供たちのために戻って来てくれ」と言うばかり。「今日中に決断しないと、子供たちのことを放棄したと見なすぞ」などと急かした。それでも煮え切らない態度の由梨絵に激怒し、本郷は子供たちに由梨絵と梶川の性行為の写真を見せた。
 「お母さんはお前たちのことよりも、この男とこんなことをしている方がいいそうだ。もう諦めろ」
 さすがに由梨絵が動揺すると、本郷は「自宅で話し合いの続きをしよう」と提案。由梨絵から梶川が外で待っていることを聞くと、本郷は駐車場へ向かった。

 「今から由梨絵がここに来る。お前も外に出ろ!」
 本郷が胸ぐらをつかんで車の外に出そうとすると、梶川はうすら笑いを浮かべてこんなことを言った。
 「妻に暴力を振るい、働きもせず、何も父親らしいことをしていないくせに…、子供たちがいなければ何もできないのか?」
 「何ィッ!」

 相手は由梨絵をそそのかして不倫に走り、人の家庭をメチャクチャにした張本人。由梨絵を性のはけ口にして、子供たちから母親を奪った苦しみを分かっているのか。そんな奴から言われる覚えはない!
 本郷は怒りが爆発。隠し持っていたナイフで14カ所もメッタ刺しにした。
 梶川は救急車で運ばれたが、心損傷で死亡した。

 「感情的になってしまい、突発的に被害者の命を奪ってしまったことは深く反省している。どんな刑でも受ける覚悟はできています」
 本郷は「犯行は残忍極まりなく、殺意は確定的で強固なもの」と断罪され、懲役17年を言い渡された。
 由梨絵は一人身となり、2人の子供たちと暮らし始めたが、子供たちにもそっぽを向かれる上、梶川の遺族からも「息子をうまく利用したのではないか?」と疑問視されている。

 不倫の重大性に無自覚すぎた3人は、それぞれの地獄に落ちた。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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