菜乃花 2018年10月04日号

死ぬまで現役 下半身のツボ PC筋を鍛えて精力アップ

掲載日時 2018年04月05日 18時00分 [健康] / 掲載号 2018年4月12日号

 「夜中に何度もオシッコで目が覚める」や、「尿のキレが悪くなった」といった悩みを持つ中高年男性も多い。言わゆる排尿障害だが、実はコレ、EDになる要因の一つでもあるという。
 「まず、排尿障害の原因で一番多いのは『前立腺肥大』です。とくに50歳以上になると前立腺の細胞の一つ一つが大きくなるため、尿道を圧迫して排尿障害を起こしやすくなるのです」
 こう説明するのは、性感研究の第一人者で医学博士の志賀貢氏だ。
 ちなみに、前立腺肥大は60代で60%、80代では90%と、高齢になるほど患いやすくなると言われている。

 そんな前立腺肥大が、なぜEDを併発させるのか。その理由は大きく二つある。
 「一つは、前立腺肥大の治療の副作用です。なかでも経尿道的前立腺切除術と呼ばれる手術療法は、電気治療の必要があり、これによって勃起能力が低下する可能性があります。また、前立腺肥大症に使われるホルモン剤も、EDを引き起こしやすい薬でもあります。ただ、これらはあくまで“可能性”の話。必ずEDになるわけではありません」

 だが、それ以上にEDの要因として多いのが、精神的なダメージなのだという。
 「前立腺肥大で手術をしたことへのショックもそうですが、排尿障害になった途端、EDを起こすケースも多いのです。やはり、尿のキレが悪くなったり、急に尿意を催してしまったり、シモに心配の種が増えると、自分のペニスそのものに自信を失ってしまう。これが一番大きいと言えます」
 確かに排尿トラブルを抱えたままセックスに挑むのは、多少なりとも不安が残る。その不安が、心因性EDを引き起こしてしまうのだ。

 では、どうすればいいか。
 「前立腺肥大症の場合、まずは治療を優先させるべきです。そうではない場合、膀胱の血行が悪くなっている可能性が考えられます」

 頻尿や残尿感などは、膀胱の血行不良が原因となっていることが多いそうだ。
 「これを改善するのは、至極簡単です。肛門を締めたり、緩めたりする運動を繰り返すだけ。椅子に座った状態でも寝ながらでも構いません。1日20回ほど行ってください」

 さらにこの時、ある部分を指で抑えながら行うと、ED改善どころか精力アップに繋がるという。
 「通称“PC筋”と呼ばれる部分です。恥骨から尾骨にいたる筋肉群のことで、見つけ方も簡単。肛門を締めて緩める時、睾丸の後ろに指をそっと置いてください。その時、ピクンと動く部分がPC筋です」

 このPC筋は、射精の際も収縮して、精子を体外に送り出す役目を負っている。
 「最初は指でPC筋を抑えながら、肛門を締めたり緩めたりしてください。そのうち、指で抑えなくてもPC筋を自由自在にピクピクさせることができます。すると、セックスの際もPC筋を収縮させるだけで、ペニスが勃起しやすくなって快感度合いも高まるのです」

 実際、PC筋を指で抑えながらピクピクさせてみると、気持ちいい。この“快感”をペニスに覚えさせることで、いざという時も興奮状態に持ち込みやすいのだ。

志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたセックス&口説き術にまつわる著書も多数ある。

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