片山萌美 2019年7月4日号

『天安門事件』から30年…“日本人に近づこうとする中国人”『精日』という存在

掲載日時 2019年06月04日 22時00分 [社会]

『天安門事件』から30年…“日本人に近づこうとする中国人”『精日』という存在
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 「精日=精神的な日本人」と呼ばれる新しい中国人が、日中両国で注目されている。定義は「中国に住む中国人だが、日本人や日本社会の生活様式、文化、価値観を高く評価し、自らの生活にも取り入れることで、できるだけ日本人に近づこうとする中国人」のことだ。

 「この言葉が初めて登場したのは、『2018全人代』での王毅外相の発言でした。『精日をどう思うか』という記者の質問に王外相は『中国人的敗類』と吐き捨てたのです。敗類とは、集団の中の裏切り者、堕落した者、『中国人のクズ』という意味です」(中国ウオッチャー)

 大手検索サイト「百度」の「精日」の解説ページにはこうある。

 「極端に日本軍国主義を崇拝し、自らの民族を恨み、精神的に軍国主義の日本人と自らを同一視する非日本国籍の人々を指す。このような人々は中国や韓国などに分布し、知識レベルの低い若者たちが主体であり、『日雑(日本雑種)』とも呼ばれる。精日は日本軍国主義に熱狂するという明らかな特徴があり、他国への興味を自分の国家や民族に対する侮辱や冒涜の上に築いている」

 このように、政権側の定義をそのまま垂れ流している。

 日本メディアも似たようなもので、「精日=日本の軍服さえ着る親日派の若者」という、中国当局や中国の政府系メディアのレッテルを鵜呑みにしている。

 しかし、実際は、
「精日とは中国共産党の愛国ナショナリズムというプロパガンダに対し『ノー』を突き付ける人たちで、“作られた反日”として『南京大虐殺は虚構である』とまで明言しています。なぜ1990年代になってから中国は『南京大虐殺』を言い出したのかというと、天安門事件以降、共産党のイデオロギーは事実上破綻したからです。これを取り繕うため『南京大虐殺』という新ネタを江沢民政権が使い出したのです。それまで誰も知らなかったのは『創作だからだ』と『精日』の人々は日本人より知っていますよ」(同・ウオッチャー)

 ちなみにネットでは「精日」の他、「精美(アメリカ)」「精俄(ロシア)」などがあるが、韓国人は嫌われており「精韓」はない。

 それはムリもないだろう。先ごろ行われたサッカー『パンダカップ2019』で、韓国代表が優勝トロフィーを踏みつけた“事件”にみる、あの国の国民性を中国人はよく知っているからだ。


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