葉加瀬マイ 2018年11月29日号

話題の1冊 著者インタビュー 詩歩 『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 新日本編』 産三才ブックス 1,296円(本体価格)

掲載日時 2017年12月02日 17時00分 [エンタメ] / 掲載号 2017年12月7日号

話題の1冊 著者インタビュー 詩歩 『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 新日本編』 産三才ブックス 1,296円(本体価格)

 ――詩歩さんが絶景巡りを始めたきっかけは?

 詩歩 新卒で入社したインターネット広告代理店で、ウェブサービスを制作していました。その時、Facebookページを作って「いいね!」の数を競うという課題が出たんです。元々、旅行が趣味だったので、ページを見た人がハッとするような“絶景”写真を掲載したら、多くの人に伝わるんじゃないかな、と思ったのです。図らずもこれが仕事になって、絶景を巡るようになったという感じですね。
 勤務していた会社は副業が禁止だったので退職し、今は1カ月の内、1週間は海外、1週間は国内の地方、残りは東京という感じで仕事をしています。よく「旅行が仕事なんてうらやましい」と言われるのですが、実際は各地の絶景を探し、ベストショットを撮影するために朝5時から夜中まで駆け回る日々。むしろ、趣味で行ける旅行に憧れています(笑)。

 ――季節や時間帯、場所など、絶景と認定するための基準はあるのですか?

 詩歩 特に基準を設けているわけではないのですが、『光景の美しさ』と『ストーリー性』の2つの観点で選んでいます。例えば、『映画の舞台になった場所』や『世界一美しい夕陽』など、その場所だけの語られるストーリーがあることが私の絶景の定義です。

 ――『死ぬまでに行きたい!』というタイトルも“とにかく一度は見に行かなければ!”と思わせますね。

 詩歩 実際に私自身、旅行中に死にそうになったことがあるんです。大学の卒業旅行でオーストラリアに行った時、交通事故に遭ってドクターヘリで運ばれるほどの大けがを負いました。この時から「人間っていつ死ぬか分からないなぁ」と考えるようになったんです。ですから『死ぬまでに行きたい!』は、私がそう強く感じた場所を取り上げるようにしているんです。

 ――これからの季節、国内でここだけは“絶対に訪れた方がいい”というオススメの場所を教えてください。

 詩歩 これから訪れるなら、本書に掲載している『瑠璃光院(京都府)』の紅葉が見事です。2、3年前にネットから火がついた場所ですが、拝観料2000円という強気の金額にもかかわらず、混雑時は4時間並ぶ日もあるという人気スポットです。磨かれた机や床に反射する紅葉の光景を“切り取って”SNSに投稿するのが人気という変わった紅葉の見方を楽しめる場所です。ここは春の青もみじと、秋の紅葉の時期のみの公開となっていますので、ぜひ、一度訪れてみてください。
(聞き手/程原ケン)

詩歩(しほ)
1990年生まれ。静岡県浜松市出身。早稲田大学卒業。運営するFacebookページ『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』が70万以上のいいね!を獲得。'13年に書籍化され、Amazon総合ランキング1位を獲得するなど話題に。

関連タグ:著者インタビュー

エンタメ新着記事

» もっと見る

話題の1冊 著者インタビュー 詩歩 『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 新日本編』 産三才ブックス 1,296円(本体価格)

Close

WJガールオーディション

▲ PAGE TOP