RaMu 2018年12月27日号

樋田淳也容疑者「潜伏生活」4つの捜査情報①

掲載日時 2018年09月25日 23時00分 [事件] / 掲載号 2018年10月04日号

 うだるような暑さが続いていた8月12日、勾留先の大阪府警富田林警察署から、接見室のアクリル板を蹴破って逃走した樋田淳也容疑者(30)。当初は思いつきと思われたが、実際は署員を観察し、警備状況を完璧に把握するなど、周到に準備を重ねて、チャンスを狙った上での逃走劇だった。
「接見室から外に出た樋田容疑者は、高い塀の近くに置いてあった脚立を使って乗り越え、そこから市役所の自転車置き場の屋根に飛び降りて逃走したとみられています」(府警担当記者)
 富田林駅近辺で自転車を盗んだ樋田容疑者は、さらにバイクを盗んで羽曳野市や大阪市浪速区、平野区などで計4件のひったくりを重ねて逃走資金を確保したものと思われる。
 その後、兵庫県尼崎市で知人に助けを求め、JR立花駅の自転車置き場に手書きのメモを置いたところまでは確認されている。
 だが、それ以降は、足取りがぷっつりと途絶え、逃走から1カ月以上が経過しているにもかかわらず、依然、発見・逮捕には至っていない。
 樋田容疑者はどこにいるのか? 現在、有力とされている4つの捜査情報を検証する。
 まず、土地勘のある富田林市や、実家のある松原市に舞い戻っているのではないかという説だが、当然ながら実家や友人宅などの関係先は警察の厳重な監視下に置かれており、容疑者が簡単に近づける状態にはない。
 また、樋田容疑者が強盗致傷や強制性交などを繰り返していた凶悪犯ということもあり、周辺住民の警戒心も強く、この「地元潜伏説」は薄いとされている。
「警察さん(富田林署)は、逃走直後から市内全域で手配書持参のローラー作戦をやっとったからね。それやのに、今のところ有力な情報は上がってきてないんやろ。もう、ここらにはおらんで」(地元商店主)
 2つ目の可能性は、「西成潜伏説」だ。これには“根拠”もあるという。
「今回の捜査には、公安からも多くの人間が送り込まれているんです。実は、公安の守備範囲には『あいりん地区』も含まれる。土地柄、反権力的な気風も強く、警察に非協力的な人が多いので、ここに逃げ込まれたらやっかいですね」(前出・府警担当記者)
 富田林からは、方角的には西へほぼ一直線。日雇い労働者やホームレスが多い『あいりん地区』は、これまでにも多くの犯罪者が潜伏先に選んでいる。
「あの市橋も、しばらくここに潜伏して肉体労働をしていましたからね。可能性としては、最も高いと言えるかもしれません」(夕刊紙記者)
 市橋とは、2007年に千葉県市川市で英会話学校講師のイギリス人女性リンゼイ・アン・ホーカーさんを殺害し、実に961日間も逃走した揚げ句、沖縄で逮捕された市橋達也受刑者のことだ。
「市橋は、井上という偽名を名乗り、西成で紹介された住み込みの寮に身を潜めていた時期がある。全国からワケアリの人間が集まる場所ですから、当然、千葉県警も捜査していたんですが、結局は捕まえることができなかった。それほど、犯罪者の潜伏先としては最適の条件が揃っているんです」(同)

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