菜乃花 2018年10月04日号

話題の1冊 著者インタビュー コラアゲンはいごうまん 『コレ、嘘みたいやけど、全部ホンマの話やねん』 幻冬舎 1,400円(本体価格)

掲載日時 2016年07月03日 18時00分 [エンタメ] / 掲載号 2016年7月7日号

 −−ワハハ本舗の社長から「指令」を受けてさまざまな現場に突撃していますが、どのような基準で(現場を)選ばれているのですか?

 コラアゲン 喰始社長は僕のアホで要領の悪い性格を把握しているので「宗教に行ったら面白くなるな」とか「ゲイバーに行ったら苦しむだろうな」なんていうのを直感で感じ、その場のひらめきで指令を出すんです。目の前の看板を見ていて急に思いつくこともあるくらいです(笑)。どちらにしろ、楽な方向はないですね。現場に突撃して、結果的にネタにならなかったこともありますが、最初から行かないというのはNGです。さすがに「イスラム国に潜入してこい」なんてのはありませんけど(笑)。大切なのは自然体で向かうことですね。面白くしようと最初から狙ってしまうと、結果的につまらなくなっちゃうんです。

 −−笑ってしまう実録ネタが満載ですが、最も記憶に残っているのは何ですか?

 コラアゲン 最近、この本にも出てくるSM女王様の奴隷さんや刺青界のカリスマ彫師さんたちと、「高尾山にハイキングに行ってこい」という新たな指令を受けました。もちろん、そこでいろいろな出来事があったわけですが、一番うれしかったのは、こんな僕のために皆さんが平日の昼間に足を運んでくれたことですね。しかも、あとから分かったことなんですが、皆さん素人なのに「どうしたら面白くなるか?」と、演技プランを考えてくれてたんです。本当に頭が下がりました。実はここ最近は、自分で興味を持ったことをネタに突撃していたのですが、スランプになっていまして…。久しぶりの社長のテーマチョイスという時点で、負けのない試合のようなもの。結果的にすごく面白いネタになりました。

 −−今や現場突撃で全国を8周もし、さまざまな人たちと交流を持っています。今後の目標は?

 コラアゲン 現場では本当に多くの人と出会います。僕のような芸人がやっていけるのは、こういう人たちとのつながりのおかげです。今後も不義理をせず、きちんとした人間関係を築いていきたいですね。この部分は、もはや僕の根幹と言っていいと思います。ここが壊れたらすべてダメになっちゃいますから。そして、最終的には自立し、自分が興味を持っていることを取材してネタにしていきたいです。まだまだ全国いろんな所に行きますよ。あと、僕のネタは一つで1時間以上話すこともありますから、そもそもテレビ向きではないんですが、正直、出られるものなら出たいです!
(聞き手/程原ケン)

コラアゲンはいごうまん
1969年9月29日、京都府生まれ。ワハハ本舗所属。演出家から出されるさまざまなテーマに1人で挑み、体験した出会いやエピソードをベタな大阪漫談スタイルで講話する「実録ノンフィクション漫談」芸人。

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