菜乃花 2018年10月04日号

話題の1冊 著者インタビュー 意識の高いデブ 『意識の高いデブ』 KADOKAWA 1,000円(本体価格)

掲載日時 2015年11月14日 18時00分 [エンタメ] / 掲載号 2015年11月19日号

 −−そもそもツイッターで「意識の高いデブ」というアカウントを作った理由はなんですか?

 デブ 私自身は日頃から太っていることをネタにするなど、どちらかといえば“デブ=長所”だと思っていたのですが、「太っていることを気にして外出できない」との悩みを抱えている人が増えているというニュースを見て、衝撃を受けたんです。そこで、デブであることをマイナスに捉えがちな風潮にアンチテーゼを唱えたい、そして太っていることの素晴らしさを誇れるよう発信したい、という思いでアカウントを作りました。

 −−今やデブ界のカリスマ的存在となっていますが、痩せようと思ったことはありますか? また、デブで良かったことは?

 デブ デブであることのメリットは数えきれないほどありますが、その中の一つとして「デブは人から顔や風貌を覚えてもらいやすい」ことがあります。そして「必要以上に良い人に見られる」という傾向もあります。私自身、以前は人と接することが多い仕事をしていたのですが、短時間で顔を覚えてもらえることが多く、その後も仕事の依頼を受けやすい傾向がありました。いわゆるイケメンの方がウケが良いと思われがちですが、決してそんなことはありません。デブというだけで誠実に見られたり、仕事を依頼されることは経験上多くありました。唯一、問題があるとすれば、お客様から名前を覚えてもらえず、電話をいただいた際に「前回、うちに来たあのすごい肥えた子に変わってもらえる?」など体形で覚えられる点ですが、それ以上にメリットは大きいです。

 −−本書には数々の名言が記されています。どんなときにこれらの言葉が生まれるのでしょうか?

 デブ 著名な格言からインスパイアされたり、時事問題について言及するとき、実際に体験した内容も半分近くありますね。一番思いつくことが多いタイミングは食事どきが多いです。本書にも載せた好きな言葉の一つに〈知ってるか? 幸せっていうのは満腹の向こう側にあるんだよ?〉という言葉がありますが、これは大好きな店でお腹いっぱい本当においしい料理を食べ終え、余韻に浸っているときに思いついた言葉です。空腹状態や満腹状態のときは、普段考えないことを思いつくことが多いので、その際に感じた単語をメモしておき、あとで140字にまとめてツイッターに投稿しています。
(聞き手:程原ケン)

意識の高いデブ(いしきのたかいでぶ)
デブの社会的地位の向上と食事の素晴らしさを伝えるべく、2012年にTwitterで活動を開始。特技はおかわり。座右の銘は「替え玉固め」。得意な楽器は舌鼓。

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