葉加瀬マイ 2018年11月29日号

話題の1冊 著者インタビュー 島田洋七 『がばいばあちゃんの名言「脳トレ」ドリル』 双葉社 1,400円(本体価格)

掲載日時 2016年04月28日 18時00分 [エンタメ] / 掲載号 2016年5月5日号

 −−今回の「がばいばあちゃん」シリーズは脳トレと名言です。洋七さんも60代になって初めて分かる、がばいばあちゃんの名言はありますか?

 洋七 「人に気付かれないようにするのが、本当の優しさ、本当の親切たい」という言葉やね。佐賀の同級生に飯をごちそうするときは、必ずボートレースで当たったとか、ギャラが5万円余計に入ってたとか言うね。仕事で稼いだお金でおごると向こうも遠慮するし、付き合いづらくなるやろ。そうすると、農家が多い同級生も、米やジャガイモを持ってきてくれたりする。見返りを求めない、気付かれんでしてあげる優しさは、50歳過ぎて分かったね。

 −−ご自身も普段から脳トレに取り組んでいるんですか?

 洋七 しゃべることと人に会うことが、脳トレになっているかもしれんね。例えば、最近は講演で全国をまわっているけど、台本に書き留めてないんよ。その代わり頭の中には10本分入っていて、それを講演のテーマに合わせてしゃべってる。他には、絶対に家では飯を食わん。カウンターがある店で、店の人と話しながら食べれば会話も盛り上がるやん。家で嫁と2人で食べたら5分で終わっちゃうし(笑)。医師会の講演会にも呼んでもらうけど、お医者さんもしゃべることがボケ防止になると言っていた。一人暮らしのお年寄りなら、テレビを見ながらテレビにツッコめと。そもそも家で30分横になっていたら飽きてくる。でも、佐賀の田舎じゃやることないから、近所のジイさんやバアさんを家に呼んで、お好み焼き大会やったりね。そうしたら会話が生まれるやん。俺の場合、しゃべるのが商売だから、家でジーッと待ってたら古くなるもん。一時、漫才ブームが終わって、低迷してたときはよく(ビート)たけしと遊んでた。本当はたけしのような売れているヤツといるのは嫌やん。でも、控えの野球選手が代打で指名されたときに活躍できるように、いつでもトレーニングしておくのと同じで、芸能界から離れないで、常に腕を磨いておかないと“あの人は今”みたいになるやん。

 −−最後に、読者へメッセージをお願いします。

 洋七 とりあえず毎日働くことよ。得意じゃない仕事やバイトでも、働けば稼ぎも会話もあるしね。俺だって、ラーメン屋はうまくいったけど、寿司屋や芸人がいる「芸バー」とか、これまでいろいろやって6軒くらい潰してる。行動起こさないと成功も失敗もないもん。それに、講演のネタにもなるしね(笑)。
(聞き手/本多カツヒロ)

島田洋七(しまだ ようしち)
1950年広島県生まれ。1975年に洋八とのコンビ「B&B」で一世を風靡し、漫才ブームのパイオニアとなる。著書『佐賀のがばいばあちゃん』シリーズは累計1000万部を突破。

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