森咲智美 2018年11月22日号

LiLiCoオススメ「肉食シネマ」 おじさんのカッコよさにノックアウト!! 『いぬやしき』

掲載日時 2018年04月23日 12時00分 [エンタメ] / 掲載号 2018年4月26日号

 お仕事お疲れ様です!
 先日、ムード歌謡グループ『純烈』の小田井涼平さんと2017年に結婚したことを発表させていただきました。この連載を読んでくれている皆さん、“LiLiCoロス”になってくれました? …って、なってないか(笑)。これからもバリバリ仕事しますので、よろしくお願い致します!

 今回は、あっという間に時間がすぎてしまう楽しいエンターテインメント作品『いぬやしき』を紹介します。木梨憲武さん、佐藤健さんがいい味出してます。この映画、かなり『週刊実話』の読者向けだったりするのでは?
 主人公は冴えないお父さん(いや、ここがみなさん向けってワケじゃなく!!)“犬屋敷壱郎”。家族からまったく相手にされず、ある日、ガンと診断され、途方に暮れてしまいます。でも突如、墜落事故に巻き込まれて不思議な力を身に付けるのです。そして徐々に、このパワーがハンパなくすごいことに気付く。病を抱えた人に優しく手を触れると治る…など、人を救うレベルなのです!
 でも、そんな幸せ物語ではありません。不思議なパワーを身につけた日に、もう1人の人生も変わったから。それはたまたま居合わせた、佐藤さん演じる獅子神皓のこと。同じパワーを持った者同士でも、心と気持ちの持ちようで、“こんなにも違うパワーの使い方をするのか”と思うはず。でも、それはただの善と悪ではなく、獅子神の過去を読み取ることで切なくも感じたり、ヒーローになったものの、それになりきれない気持ちだったり…。スピーディーな展開と最新のCG技術に、日本もここまで来たかと驚かされます。
 私が木梨さんと佐藤さんにインタビューさせていただいた時「ハリウッドリメークされてしまうのでは?」と言ったら、木梨さんは「俺の役はモーガン・フリーマンがいい」と。確かに(笑)! いえいえ、やはりアメリカでも、このまま公開してほしいです。

 私、おじさんが大好きです。経験もそうなら知識も豊富! ホステスをやっていた時代に、いろんなおじさんから話を聞いて、私もさまざまなものに興味を持つようになりました。
 若くても、いつかはおじさんになります。でも、おじさんでよかった! そう思える1本。みんなに共感してもらえるのは“明日から何ができるのか”と考えるようになること。私は映画館から出たら、空を見上げてしまいました。あの2人にはずっと飛んでいてほしい!

画像提供元
(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

■『いぬやしき』
原作/奥浩哉「いぬやしき」(講談社「イブニング」所載)
監督/佐藤信介
脚本/橋本裕志
音楽/やまだ豊
出演/木梨憲武、佐藤健、本郷奏多、二階堂ふみ、三吉彩花、生瀬勝久、濱田マリ、斉藤由貴、伊勢谷友介
配給/東宝

 4月20日(金)より全国東宝系にて公開。
 定年を間近に控える冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎(木梨憲武)はある日、謎の墜落事故に巻き込まれ、目を覚ますと、身体の中がサイボーグになっていた。人間を遥かに超越する力を手に入れたことを知った犬屋敷は、人のために使おうと決意。一方、同じ事故に遭遇した高校生・獅子神皓(佐藤健)は、手に入れた力を自分の意志に背く人々を傷付けていこうと考えるが…。

LiLiCo:映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS「大様のブランチ」「水曜プレミア」、CX「ノンストップ」などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。

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