祥子 2019年5月30日号

日本列島警戒 大地震を引き起こす2月20日スーパームーン①

掲載日時 2019年02月17日 22時00分 [社会] / 掲載号 2019年2月28日号

日本列島警戒 大地震を引き起こす2月20日スーパームーン①
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 年明け早々、不気味な地震が相次いでいる。

 1月3日午後6時10分頃、熊本地方を震源とする地震があり、熊本県和水町で震度6弱を観測した。九州を中心に四国と中国地方でも揺れを記録し、気象庁によると、M5.1、震源の深さは10キロだった。約3週間後の1月26日には、同じく和水町で震度5弱の地震があった。

 これらの地震をどう見ればいいのか。武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏が言う。
「熊本地震(2016年4月)は阪神淡路大震災と規模が同じM7.3でしたが、阪神淡路大震災が2カ月で収束したのに対し、熊本地震は3年が経過しようというのに、再び大きな揺れが続いた。これはどういうことかというと、日本を走る最大の活断層である中央構造線を刺激し、活性化したためです。したがって、熊本ではこれからも大きな揺れが続く可能性があります。それどころか、西は鹿児島、阿蘇、瀬戸内から和歌山、東は長野、関東地方と中央構造線に沿って、大地震が発生する危険があります」

 関東地方は関東ローム層という厚い堆積物に覆われているので、中央構造線がどこを走っているのかはっきりしないが、東京都内を通って太平洋に抜けているという説もある。

 改めて、日本列島の危ない地域を洗い出してみることにしよう。

 防災ジャーナリストの渡辺実氏が語る。
「最近の地震の分布図を見てみると、南海トラフ地震の本震に集約しているような気がします。南海トラフ地震は再来周期に入っていますが、それが刻一刻と近づきつつあると思います」

 昨年11月頃、紀伊半島から四国で中規模の地震が相次いだ。気象庁はその原因について、フィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込む境界内で発生したスロースリップが引き起こした可能性が高いことを明らかにしている。

 一方、愛知県東部では昨年10月4日、深さ40キロを震源とするM5.1の地震が発生、長野県の根羽村などで震度4の揺れを観測した。
「スロースリップとは、普通の地震によるプレートの滑りよりもはるかに遅い速度で発生する現象です。“ゆっくり地震”“スロー地震”とも呼ばれ、海溝などの沈み込み帯ではよく見られる現象です。地震動の継続時間が非常に長く、東日本大震災の際も観測されました。つまり、南海トラフ地震が近いことを表すデータと言えるのです」(サイエンスライター)

 愛知県、長野県での震度4クラスの地震も、中央構造線に沿って、地震が発生するというセオリーからすれば、至って妥当な自然現象なのである。
「海側のプレート境界で巨大地震が発生する」
 と予測するのは琉球大学理学部名誉教授の木村政昭氏である。

 「伊豆・小笠原沖というのは私が前々から言っていることですが、今、危ないのは大分、宮崎、鹿児島の海底にある海溝、日向灘です。熊本で起きた大地震もフィリピン海プレートのプレッシャーにユーラシアプレートが悲鳴を上げたものと考えられる」
(明日に続く)

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