☆HOSHINO 2019年6月27日号

【話題の1冊】著者インタビュー 藤川徳美 うつ消しごはん 方丈社 1,300円(本体価格)

掲載日時 2019年02月14日 15時30分 [エンタメ] / 掲載号 2019年2月21日号

【話題の1冊】著者インタビュー 藤川徳美 うつ消しごはん 方丈社 1,300円(本体価格)
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バランスよい食事でも「質的栄養失調」に

――現代病ともいわれている“うつ”ですが、食事療法で改善するとか。具体的に、何をどのように食べればいいのでしょうか?
藤川 普通にバランスよく食べている人は、全員、糖質過多でタンパク不足になっています。これを「質的栄養失調」と言い、他に脂肪酸、ビタミン、ミネラル不足も含まれます。特に月経や妊娠出産で鉄とタンパク質を失う女性は、多くの人が重度のタンパク不足になっていますね。体重50㎏の成人の場合、1日にタンパク質50g以上を摂取する必要があります。私がオススメしているのは、市販のプロテインを利用することです。こうした食品を上手に利用して不足分を補えば、病気を治す、あるいは病気になりにくい体を作ることができます。プロテインを併用すると、甘い物が欲しくなくなりますので、同時に米、小麦、砂糖などの糖質も減らしていきましょう。

――プロテイン以外には、どんなサプリを服用したらいいのでしょうか?
藤川 鉄、ビタミンB、C、Eを併用してください。鉄不足ではない男性は鉄を除いて結構です。『B50コンプレックス』1錠には、B1が50㎎が含まれています。これは豚肉5㎏に相当する量です。『C1000』1錠にはCが1000㎎含まれています。これはレモン50個分に相当する量です。『E400』1錠には400IUのEが含まれています。食事だけではどんなに工夫しても、これだけの量を摂取することはできませんので、サプリ服用は効果的と言えるでしょう。

――栄養が偏りがちな中高年男性にオススメの栄養改善方法を教えてください。
藤川 多くの企業でメンタルヘルスへの取り組みが盛んになっており、薬による治療や認知行動療法などが行われていますが、「こうすれば完治する」という絶対的な治療法が見出せていないのが実情です。しかし、体に必要な栄養を摂るという土台作りを無視していては、どんな治療法を試してみても、いい結果が出ることはないでしょう。患者さんが求める治療の最終目標、それは言うまでもなく“完治”です。そして、病気を完治させるのは患者さん本人の力ですから、その力を十分発揮できる土台を作らなければならないのです。

 私が推奨する栄養療法は、日常的に自分で実践できることばかりです。高ストレス社会で生きていくためには、まず、高タンパクで低糖質の食事、鉄、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEの十分な摂取を心がけてください。そして、病気を自分で治す力、病気になりにくい体づくりをしていくことが大切です。
(聞き手/程原ケン)

藤川徳美(ふじかわ・とくみ)
1960年、広島県生まれ。医学博士。’84年、広島大学医学部卒業。うつ病の薬理・画像研究やMRIを用いた老年期うつ病研究を行い、老年発症のうつ病には微小脳梗塞が多いことを世界に先駆けて発見する。

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