王者『いきなり!ステーキ』の凋落でステーキ業界が戦国時代に突入!

社会・2020/02/07 22:00 / 掲載号 2020年2月13日号
王者『いきなり!ステーキ』の凋落でステーキ業界が戦国時代に突入!

画像はイメージです

閉じる

 2015年1月に日豪経済連携協定(EPA)が発効してオーストラリア産牛肉の関税が引き下げられた。これが起爆剤となって、日本全国にステーキ専門店が急増。その中でも、頭一つ抜き出たのがペッパーフードサービスの『いきなり!ステーキ』だ。

「立ち食いにして回転率を高め、本格的ステーキをリーズナブルな値段で食べられることで人気が爆発。店舗数を急激に増やしました」(経済ジャーナリスト)

 現在、『いきなり!ステーキ』の店舗数は、489店(2019年11月時点)。このままステーキ業界の天下を取ることは確実とみられた。

 ところが、19年11月14日、ペッパーフードサービスは今春までに同ステーキ店44店舗を閉鎖することを発表した。

「リーズナブルとはいえ、客単価2000円では、低価格志向のファミリー層に受け入れられませんでした。常連客たちにも日を追うごとに敬遠されはじめ、業績が悪化したのです」(飲食店プロデューサー)

 一方で、新興勢力の“低価格ステーキ店”が勢いを増しつつある。

 例えば、『やっぱりステーキ』だ。沖縄に本社を置くディーズプランニングが15年2月に那覇市で1号店をオープンして以降、日本全国に45店舗(沖縄県内24店舗、他21店舗)と、順調に店舗数を伸ばしている。

「赤身肉180グラム、スープとサラダ付き、ご飯食べ放題で1000円と格安。どの店舗も混雑時は2時間待ちになるほど盛況です。関東は未出店ですが、東京進出も時間の問題です」(フードアナリスト)

 さらに松屋フーズホールディングスが、19年3月にオープンさせた低価格ステーキ『ステーキ屋松』も、連日行列となる人気ぶりだ。

「今のステーキ業界は、まさに戦国時代。新興勢力が“下克上”を起こしても不思議ではありません」(同)

『いきなり!ステーキ』はおもむろに戦々恐々!?

関連記事
関連タグ
社会新着記事