菜乃花 2018年10月04日号

LiLICoオススメ「肉食シネマ」 シチリアの太陽の下、男女4人の関係は? 『胸騒ぎのシチリア』

掲載日時 2016年12月05日 14時00分 [エンタメ] / 掲載号 2016年12月8日号

LiLICoオススメ「肉食シネマ」 シチリアの太陽の下、男女4人の関係は? 『胸騒ぎのシチリア』

 先日のハロウィーンのとき、特殊メークアーティストのJIROさんに、今話題の“残像メーク”をしていただきました。
 その結果、さまざまな媒体で“今年のハロウィーンメークで一番!”と絶賛されましたが、私はただ座ってるだけ(笑)。JIROさんのメークがすごいんです。
 そして、これが縁でまたメークしてもらうことになった私。今回は『デスノート』のリューク! これも私のブログやJIROさんのインスタにアップしていますので、ぜひ見て! 驚きますよ〜。

 さて今回は、程よい胸騒ぎを感じる作品。ワクワク感、ちょっとムラムラ、自分のブラックな性格が少しだけ垣間見えます。静かだけど衝撃的なラストに“おお〜っ”と思いながらも、決して認めてはいけない展開に、どんな気持ちでこの作品を感じ、飲み込めばいいのか迷います。
 シチリアの孤島へ恋人とバカンスにやって来たマリアン。ところが、そこへ登場する元カレのハリーが、静かな2人の時間をかき乱してしまうんです。
 恋人以外の人とのアバンチュールは燃える。これを許せないと思う方もたくさんいるでしょうけど、映画というのは妄想劇だからいいんです! これは私でもなければ、あなたでもない。恋人と過ごしているところに元カレが来る。しかも魅力的な娘さんと一緒に…。妄想好きの人なら“前の男と元サヤになって、今の彼は娘さんに惚れる”というのはもちろん考えますよね。

 ここまで話しちゃってもネタバレでもなんでもない。なぜならば、その過程の空気や間を感じることで、十分楽しめるから。
 もちろん演技派の役者さんの才能もあるでしょうけど、なにが理由なのでしょうか? …これはもしや、シチリアの大自然が、この4人を包んでるから“わくわく感”が増しているのではないでしょうか。
 主人公はロックスターであり、冒頭のコンサートの熱さと別荘の真逆な雰囲気が今後の期待を増幅します。そしてラストのとんでもない緊張感。この4人の胸中の本音を聞きたい。
 私が読み取った思いに、映画宣伝会社からは“その考えは初めて”と言われたので、ぜひとも話し合いたい!
 私は大きな“仕掛け”としてこの出来事を見ましたが、みなさんはどう思うでしょうか。

画像提供元:(C)2015 FRENESY FILM COMPANY. ALL RIGHTS RESERVED

■『胸騒ぎのシチリア』
監督/ルカ・グァダニーノ 出演/ティルダ・スウィントン、ダコタ・ジョンソン、レイフ・ファインズ、マティアス・スーナールツ 配給/キノフィルムズ 11月19日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。
 世界的ロックスターのマリアンは、声帯の手術後、年下の恋人のポールとシチリアのパンテッレリーア島で静養もかねたバカンスを楽しんでいた。しかし、マリアンの昔の恋人でカリスマ音楽プロデューサーのハリーがセクシーな娘・ペンを連れてマリアンのもとへ押し掛けてくる。ハリーはマリアンとの復縁を目論み、一方のペンはポールへの好奇心を募らせ、穏やかな日々はかき乱される。そして、バカンスが台なしになったマリアンの身に予期せぬ事件が起きる。

LiLiCo:映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS「大様のブランチ」「水曜プレミア」、CX「ノンストップ」などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。

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