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歌謡(うた)のマドンナ 第10回 岩佐美咲 アイドルから演歌の道へ…勇気の旅立ち 本当のスタート! 今、すごく燃えています

掲載日時 2016年04月17日 16時00分 [芸能] / 掲載号 2016年4月21日号

歌謡(うた)のマドンナ 第10回 岩佐美咲 アイドルから演歌の道へ…勇気の旅立ち 本当のスタート! 今、すごく燃えています

 −−アイドルグループ『AKB48』のメンバーとして活躍すると同時に、演歌歌手としても活動してきた岩佐美咲。今年1月に行った初ソロコンサートでAKBからの卒業を発表、3月14日の劇場公演をもって卒業したばかり。今後は演歌歌手1本に絞って活動していく。
 「ソロでお仕事をさせてもらっているうちに、“演歌歌手・岩佐美咲”としていただけるお仕事をもっと頑張りたいな、という気持ちが芽生えてきて、卒業を決意しました。先に卒業したメンバーがそれぞれやりたいことに向けて頑張っている姿も、すごく刺激になりましたね。AKBには7年間もいたので、なんだかまだ実感が湧かないです。可愛い衣装を着て歌って踊る、そんなアイドルがもうやれないと思うと寂しい。でも今は、これからが楽しみな気持ちの方が大きいですし、いろんな事がやりたくてワクワクしています」

 −−きっかけは、'10年に開かれたAKBのカラオケ大会だった。皆がポップスを歌う中で『津軽海峡・冬景色』を歌い、見事優勝。その歌唱力が注目され、'12年に『無人駅』でデビューした。
 「カラオケ大会で演歌を歌うのは母親のアドバイスでした。歌手になりたいという漠然とした夢はずっとありましたけど、まさか演歌歌手としてデビューすることになるとは想像もしていませんでしたし、すごく戸惑いました。アイドルとは全く違う世界ですし、そんな世界で私なんかがやっていけるんだろうかと…」

 −−山川豊、田川寿美、水森かおり、氷川きよしら人気歌手を擁する長良プロダクションに所属。毎年恒例の大会場でのイベント『長良グループ演歌まつり』の舞台にも立った。
 「AKBのステージは、ファンの皆さんが盛り上げてくれて、すごく反応が分かりやすいんです。でも『演歌まつり』は、お客様は私のことをあまり知らない方ばかりで、私の歌も未熟だし、AKBの時とは全く反応が違う。だから、最初は歌うのがすごく怖かったです。でもだんだんと、お1人、お1人の顔をちゃんと見られるようになって、温かく見守ってくださる方ばかりなんだと気付いてホッとしました」

 −−初のソロコンサートはチケットも完売し大成功。安定した歌唱で表情にも余裕が見られ、成長を見せた。
 「デビューした時と比べたら、歌唱力は確実に成長していると思います。最初がとにかく下手だったので(笑)。トークも、司会の人をつけずに自分ですべて進行できるようになりましたし。それから、どこで歌うにもすごく緊張していたのが、今は緊張しながらも楽しんで歌えるようになりました。皆さんの前で歌ってその場でCDを買っていただくキャンペーン活動は、AKBでは経験できなかったこと。大変な面もありますけど、皆さんが一枚一枚買ってくださっていることを実感できるのはすごくうれしいです」

 −−そんな彼女、華やかなアイドルとしての顔の一方で、素顔は意外と庶民的。
 「特に顔を隠すこともせず、渋谷とかに遊びに行ってます。でも、いつも下向いて歩いているので気付かれないかも。ファストフードも牛丼店も余裕で1人で入れますよ(笑)。私、ラーメンが好きなので、美味しい店の情報があったら、激戦区の店に1人で行って行列に並んだりしています。並んでいる間、その店の評判とかラーメンの写真をネットで確認しながら『うぉー、今からこれを食べるぞ!』ってモチベーションを上げるんです(笑)」

 −−さて、演歌歌手として新たな一歩を踏み出す今の気持ちは?
 「不安は挙げたらキリがありません。でも、卒業を決断できた自分がちょっと好きになれたんですよね。AKBに入った頃は、夢や希望に溢れていて、自分が一番可愛くて、センターになれると本気で思っていました(笑)。でもそのうち、いい意味でも悪い意味でもAKBにいることに慣れてしまっていた。だから厳しい場所に自分の身を置くことで、向上心を取り戻したかったんです。卒業してからが本当のスタート。今、すごく燃えています。とにかくもっと歌が上手くなりたい。悩んでいる人の心にそっと寄り添って味方になれるような、そんな歌がうたえるようになりたいです。もっと歌を磨いて、演歌が好きな皆さんにも『若い子でもこんなに演歌を歌えるんだ、意外とやるじゃないか』と思ってもらえるように頑張ります!」

 −−AKBの恋愛禁止ルールから解放され、経験を積んで歌に生かすためにも、今後は積極的に恋愛を?
 「いや、そんな急に切り替えて、“ヤッホー、恋愛するぞー!”という気持ちにはならないですよ(笑)。まだまだ無理ですね。私、内向的で、マニアックで、家にいる時はゲームをやったり、アニメを見たり。だから恋愛禁止も特に苦じゃなかったんです。でも今は、私に恋愛なんてできるのかな? と不安になってます。恋愛したいとは思わないですけど、子供が欲しいなぁとは思います(笑)。子供って私(親)のことを100%信じてくれるじゃないですか。そういう存在が欲しいなぁって。だから恋愛結婚じゃなくて、お見合いでいいかな(笑)」

いわさ・みさき=1995年1月30日千葉県生まれ。'08年にAKB48の研究生となり、'10年に正規メンバーに昇格。ユニット『渡り廊下走り隊7』としても活動。'12年、AKB48初の演歌歌手として『無人駅』でデビュー。これまでに5枚のシングルを発売。愛称は「わさみん」。21歳の誕生日当日、浅草公会堂で初めてのソロコンサートを開催(1月30日)。『ごめんね東京』(徳間ジャパンコミュニケーションズ/1月6日発売)

◆長良グループ主催「NAGARAグランプリ2016」開催決定!
 音楽部門とパフォーマンス・タレント部門の2部門を設け、歌唱に限らず幅広い分野で出場者を募り、2部門を総合してグランプリほか各賞を決定する。賞金総額100万円。現在出場者を募集中(6月30日締切)。なお8月21日に浅草公会堂で行われる決勝大会には、岩佐美咲がゲスト出演予定。
ホームページ=http://nagara-grandprix.com/

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