葉加瀬マイ 2018年11月29日号

架空店舗のサイトを作って“巻き求人” S級風俗嬢を生み出す鬼畜カラクリ(1)

掲載日時 2018年08月04日 23時00分 [官能] / 掲載号 2018年8月9日号

 白石哲也(45)は専門学校卒業後、飲食店員や風俗店員を経て、約20年がかりで一大風俗店グループを作り上げた男だった。
 その間に風営法違反などで逮捕されること三度。そのたびに“穴”がないように工夫し、白石が行き着いた儲かる風俗店の極意とは、サービスを過激にするよりは超美人のみを採用し、エステとヘルスのはざまをいくようなソフトプレイを売りにする風俗だった。
 それを白石は「高級性感エステ研究所」と呼んでいた。この趣向は当たって、どんどん店舗が拡大。となると、風俗嬢の大量採用は必至で、「他店と同じことをやっていたら、いい女は集まらない。架空のサイトを作って、女を集めよう」という結論に至った。

 白石はそのために、求人ウェブサイト専門の子会社を作った。そこの代表取締役には古参社員の斎藤健太郎(36)が就任した。さらに、それを見て応募してきた女に風俗店を勧める人材派遣会社を作り、同様に古参社員の出川大輔(35)が代表取締役に就任した。
 そこから派遣されてくる女を実際に手ほどきし、講習した上で働かせるのは各店長の手腕だ。のちに重要な役割を持つ元店長の1人が河合直樹(36)だった。彼らはボーイから始まり、マネージャー、店長、部長、本部長、系列会社社長へと昇格していく。
 なぜ、このような法人の細分化をしなければならなかったかと言うと、系列他店で何かトラブルがあった場合、同一組織とみなされると、一斉に営業停止を食らってしまうためだ。それを避けるために各店舗も1軒ずつ法人化されていた。

 これだけの下地を用意した上で、白石らがやっていたのはありもしない架空店舗の求人サイトを作り、それを見て応募してきた女に対し、「もっと稼げるおいしい仕事がある」などと言って、系列傘下の風俗店を勧めるということだった。
 そこで功を奏してくるのが、白石のグループが標榜していた「高級性感エステ研究所」という謳い文句だ。女の子は風俗嬢ではなく、セラピストと呼び、本来は風俗店の面接に来たわけでもないのに、うまく説得して系列傘下の風俗店で働かせることを彼らは“巻き求人”と呼んでいた。オプションとして性的なサービスもあるが、キスなら1000円、トップレスなら2000円という具合で、それはそっくり女の子の取り分になると説明していた。

 女の子は決して自分から「風俗で働く」とは言わないが、選ばれし者の特権をほのめかし、うまく堕ちていく口実を作ってやれば、驚くほど簡単に陥落する。
 「ボディーケアに関しては、セラピスト全員が柔道整復師、整体師、エステティシャンから直接指導を受けることになります。当店は採用基準も高いですし、容姿だけでなく心の美しさも合否の判断基準となり、本格的なボディーケアに加えて、最終的には性的満足感も与えるのですから、業界一の高額な1日保証額がお約束できるわけです」
 この段階を踏んで風俗店に連れて行かれた女が、「騙された」と騒ぐケースはほとんどない。「まだ迷っているようだから優しく接するように…」などと事前に業務連絡が入ることはあるが、あとはそれを引き継いだ店長が講習を施す。女が「やります」と言えば、その日から稼働するが、「やっぱりムリ」と言われれば、無理に引き止めない。それが、グループが業界で長く君臨する秘訣でもあった。

 白石らは定期的にグループ傘下の幹部を集めて、営業戦略に関する会合を開いていた。そこでも「いかにして新しい女を入れるか」という点については、重要な課題として話し合われた。
 「家政婦の派遣というのはどうでしょう。30代か40代でも上玉が来れば、熟女系の店に送り込むことができるんじゃないですか?」
 「架空の交際クラブのサイトはどうでしょう。欲の皮が突っ張った女子大生あたりが応募してくるんじゃないですか?」
 「添い寝だけで1日3万円保証の店というのはやりすぎでしょうか?」

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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