葉加瀬マイ 2018年11月29日号

わくわく地方競馬 スペシャルインタビュー 笹川翼騎手(大井競馬)

掲載日時 2016年09月05日 18時00分 [エンタメ] / 掲載号 2016年9月15日号

 激戦区大井で勝ち星を重ね、8月14日に通算300勝を成し遂げた笹川翼騎手。「必ず何かをつかんで帰ってきます」。9月4日から念願のフランス遠征を控える笹川騎手に意気込みを聞く。

 「世界を見たほうがいい」
 騎手になる前から、祖父に常々そう言われてきた。祖父は新潟県競馬の元騎手だった此村与志松氏。本人が騎手を目指すきっかけでもあり、「師匠のような存在」である祖父のその言葉は、いつも心にあった。

 そのチャンスは、突然訪れる。所属する米田英世厩舎の調教師補佐だった福田真広氏が、今年3月に調教師免許試験に合格。フランスで研修するという話を聞いて、共に行くことを志願した。期間は1カ月間。日本人調教師の小林智師のもと、修行の日々を送る。
 「地方競馬と海外の競馬は、競馬のタイプが真逆。だから興味があった」。地方競馬はダート競走が主で、距離も短く「早く仕掛けてとにかく前に行く」スピード競馬だ。それに対し、芝コースで長い距離が多いヨーロッパの競馬は「ゆっくりしたペースで、馬としっかり折り合いをつけながら最後にいい脚を使う」。つまりは騎手と馬との折り合いが大きな要素であり、それなくしては勝利は遠くなる。
 「ヨーロッパの人は、馬の扱いからして違うんです。馬と人との調和をとにかく大事にする」。それを間近に感じることで、「馬の心をつかむ騎乗」の精度をさらに磨きをかけたいところ。

 担当は調教が主になるが、レースに乗る機会もある予定だ。また、『凱旋門賞』の開催も重なるため、レースを見ることはもちろん、小林智厩舎に入厩したダービー馬マカヒキ(JRA)に接することもあるだろう。
 目の前で感じる「世界のトップ決戦」は、笹川騎手に大きな実りをもたらしてくれるはずだ。

 もちろん今後は、数字も残さなくてはいけない。昨年よりもハイペースで勝ち星を重ね、8月現在、南関東リーディング5位、大井でも4位につけている。日本を離れることに不安がないわけでない。
 「調教師の方々や、馬主さんにいい馬をたくさん乗せてもらってこそ、その数字がある。その反面、取りこぼしもあるし、勉強してさらに技術を身につけて、もっといいレースができれば、恩返しにもなる」

 今後のことを思うからこそ、フランスで多くのことを学んできたい。
 「無駄な1カ月にするわけにはいかない。必ず今後につながるように頑張ってきます」

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