鈴木ふみ奈 2018年11月1日号

貴乃花親方 「女人禁制問題」を尻目に我が道を進む夏場所

掲載日時 2018年05月16日 12時00分 [スポーツ] / 掲載号 2018年5月24日号

 相変わらず大相撲界に鳴り響くのは不協和音ばかり。4月末の臨時理事会でも、問題の“女性禁制”について協議されたが、“緊急時に土俵に上がることは例外”とした点以外は何の結論も出なかった。
 「結局、大相撲界は守るばかりで一歩踏み出す勇気がない。例えば5月3日に稽古総見が一般公開で行われたのですが、終了後の八角理事長の会見はありませんでした。4月に八角理事長の妻と尾車親方(元大関琴風)の殺害を予告する手紙が警視庁本所警察署に届いたことから、表に出ることを自粛しているのだそうです。協会広報部にも鉄格子を設置し、マスコミの取材活動を制限するなど、開かれた大相撲界から逆行するばかり。これでは人気にいい影響を与えるはずもなく、稽古総見の入場者も去年より3000人減の5000人止まりでした」(大相撲担当記者)

 このゴタゴタの余波は、貴乃花一門にも。4月中旬、2階級降格のヒラ年寄になった貴乃花親方(45)が、「一門の名称から貴乃花の名前を返上したい」と申し出て大騒ぎになった。なぜこんなことになったのか、その背景が見えてきた。
 ある協会関係者は次のように明かす。
 「その裏にあるのは、貴乃花親方と、新しく理事に当選した阿武松親方(元関脇益荒雄)とのいさかいです。阿武松理事は、いきなり審判部長に抜てきされたのですが、この異例の人事について協会内には、“阿武松親方が尾車親方に説得され八角理事長支持派に寝返ったご褒美”との噂が流れている。2人は旧二所ノ関一門のため、これにカチンときた貴乃花親方が、“それなら一門からオレの名前を外せ”と開き直ったと言われています」

 その動きに同調するように、ここへきて一門と距離を置いていた立浪親方(元小結旭豊)と常盤山親方(元関脇舛田山)の2人が正式に離脱し、無所属になる意向であることが分かった。
 もし3人の親方が抜けると、一門はわずか5人の弱小派閥になり、いよいよ解体寸前だ。
 我が道を行く貴乃花親方は、この状況にほくそえんでいるに違いない。

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