菜乃花 2018年10月04日号

話題の1冊 著者インタビュー 御坊 『すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。』 WAVE出版 1,500円(本体価格)

掲載日時 2018年04月08日 18時00分 [エンタメ] / 掲載号 2018年4月12日号

話題の1冊 著者インタビュー 御坊 『すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。』 WAVE出版 1,500円(本体価格)

 ――そもそも『レズ風俗』を始めたきっかけは何だったのですか?

 御坊 実はそれほど深い理由はありませんでした。勤めていたWeb制作会社を辞めて独立するに当たって、どうせやるなら誰もやっていないお店を、と考えた時「せや、女性が女性にサービスするデリヘル店や!」というくらいのノリでした(笑)。これはイケるというヘンな自信もありましたが、早々に甘くないことを思い知らされましたね。
 当店を利用してくださった永田カビさんの漫画『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』('16年イースト・プレス)が大ヒットするまでは、客足が伸びず、苦労の連続で、僕自身はド貧乏生活を何年も続けました。でも、不思議と辞めようと思ったことはないんですよね。女性と女性の出会いをマッチングするという仕事が僕の性格に合っていたのかもしれません。

 ――お店を訪れるお客さんは、どんなタイプの女性が多いのでしょうか?

 御坊 “ごく普通”の女性たちばかりですよ。オープン当初はレズビアン、バイセクシャルの女性しかいらっしゃらないだろうと思っていましたが、意外なことに異性愛者の女性も多く利用されています。中には、人生に迷ったり、日々に疲れたりしている女性もいます。そんな方たちからは、キャストとデートしたり、ホテルで2人きりになって、気持ちよくなってもらったりと、非日常的な体験をすることによって「生きる活力を得ている」という声がよく届きます。

 ――カップルが参加できるコースもあるとか。どのようなプレイなんですか?

 御坊 男女カップルとキャストの4人で楽しむ“カップルコース”があります。自分のパートナーとキャストのプレイが目の前で展開されるのですが、男性は見ているだけ。“寝取られ願望”のあるお客様に支持されています。また「一度でいいから生のレズプレイを見てみたい!」という男性からのリクエストによって生まれたのが“レズ鑑賞コース”です。レズ鑑賞は60代以上の男性がメインユーザーですね。「触らない、触らせない」が絶対ルールですが、皆さん、しっかり守って遊んでいただいています。

 ――皆さん、レズ風俗に対して積極的なんですね。

 御坊 まだまだネガティブなイメージを持つ女性も多いですが、ゆくゆくは美容院やエステに行くような感覚でレズ風俗を楽しむようになってほしいですね。近い将来、東京にも進出したい! レズ風俗を必要としている女性は全国にいるはずですから。
(聞き手/程原ケン)

御坊(おぼう)
1981年大阪生まれ。大学卒業後、Web制作会社に就職するも24歳で独立。'07年に『レズっ娘クラブ』を立ち上げる。'10年には姉妹店『ティアラ』をオープン。本人はノンケ男子。

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