名医・博士の健康術 ★今週のテーマ ガボール・アイ

健康・2020/04/23 12:00 / 掲載号 2020年4月30日号
名医・博士の健康術 ★今週のテーマ ガボール・アイ

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 1日3分、同じ形の縞模様を探すだけでOK!近視・老眼が改善する魔法のような視力回復法公開

 年齢を重ねると誰もがなる老眼は、今までは「治らないもの」として治療を諦めるのが当たり前だった。回復の手段がないわけではなかったが、面倒だったり、効果を疑ったりして本気で取り組む人も少なかった。しかし、ここで、画期的な改善法を紹介する。

 そもそも老眼は、単に手元が見えにくくなるだけではなく、頭痛や肩こり、疲労感など、全身の不調を招くこともある。人間は目を通して脳で物を見ているが、目から入ってくる情報が曖昧だと、脳が正しく処理することができない。その結果、頭まで痛くなってしまうことがある。また、よく見えないと物を認知しなくなるので、脳が処理する情報量も減る。そうなると、認知症にもなりやすい。

 こうした点からも、視力をよくする取り組みを心がける必要があるのだが、二本松眼科病院医師で医学博士の平松類先生は、テレビやラジオでも話題の「ガボール・アイ」という視力回復法を推奨している。

「『ガボール・アイ』は、『ガボール・パッチ』という縞模様を使った視力回復法です。手術しないで視力をよくする方法はたくさんありますが、『ガボール・アイ』は米カリフォルニア大学をはじめとする世界トップクラスの研究機関で、有効だと実証された試験結果が報告されています」(平松先生)

★脳をよくして視力を改善

 物を見る時、人は眼球を使って見るが、実際はバッチリと見えていない時もある。そこで、脳が目で見えない部分を推測し、さも見えているかのように補完する。近視や老眼でボケた映像しか見えていない時でも、脳はなるべくはっきりと見えている状態に補正してくれるのだ。

「カメラで例えれば、眼球は“レンズ”、脳は画像処理をする“メカ”の部分に該当します。結果として、どのように見えたのかが“写真”であり、必ずしも眼球でとらえた情報がそのまま見えるというわけではありません。つまり、見えた情報を処理する脳の働きが大事なのですが、これを鍛えるのが『ガボール・アイ』です。従来の方法では、眼球の状態をよくして視力を改善させますが、『ガボール・アイ』では脳をよくすることで、視力をよくするのです」(平松先生)

 また、脳の処理能力を高めるので、「ガボール・アイ」は認知症や物忘れの予防、記憶力や集中力の向上などにも役立つ。

★継続すれば効果が現れる

「ガボール・アイ」のやり方はとてもシンプルで、「ガボール・パッチ」という縞模様を1つ選び、同じ模様のものを見つけ出していけばOKだ。ただし、「ガボール・パッチ」は瞬時に判別するのが難しいので、しっかり見る必要がある。それで、今まで曖昧に見えていたものをはっきり見られるようになり、老眼の改善につながるのだ。

「老眼はもちろん、近視にも効果があることが判明しています。『ガボール・アイ』を実践したことで目が疲れにくくなり、読書スピードが上がったという体験者の方のお声もいただいています。基本的には1回3〜10分が目安で、1日1回でOK。疲れがなければ、1日2回以上でも大丈夫です。毎日行うのが理想ですが、忙しい時は週3日程度でもかまいません。ただし、最低でも14日間は行ってください。28日間(約1カ月)経ってから効果を実感したという人も多いです」(平松先生)

 続けられるかどうか不安な人は、入浴後や就寝前などの決まった時にやるようにすれば、習慣として自然に身につくようになる。また、年齢制限は特にないので、老若男女問わず安心して取り組むことができる。

 ちなみに、脳がしっかり機能している場合は効果が出やすいが、「これは効かないだろう」と決めてかかっていると効きにくい。わずかな変化でも「よくなった」と前向きにとらえ、「ガボール・アイ」の効果を最大限に高めていこう。

◉ノーベル賞学者考案のガボール・パッチを使った眼トレ「ガボール・アイ」とは
1971年にホログラフィー(空間に立体的な映像を映し出す光学技術)の発明で、ノーベル物理学賞を受賞したデニス・ガボール博士が考案した視力回復法。「ガボール・パッチ」は「ガボール変換」という数学的な処理によって生まれた縞模様で、これを見ることで視覚野(見ることをつかさどる脳の部分)が刺激され、視力の回復につながる。「ガボール・アイ」で脳を刺激して視力がよくなるのは、世界トップクラスの研究機関でも証明されている。2017年には、『ニューヨーク・タイムズ』で「脳を鍛えることで老眼も近眼も視力が向上する」という記事が掲載され、全米で話題になった。

◉ガボール・アイのやり方
同じ形を探す:好きな縞模様(ガボール・パッチ)を1つ選び、その縞模様と同じ縞模様を全部見つけ出す。その後、別の縞模様を選び、同じ作業を繰り返し行う。この流れを、1回につき3分〜長くても10分を目安に行う。
※「ガボール・アイ」で不調を感じた場合は、中止してください。

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監修/平松類先生
二本松眼科病院医師。昭和大学兼任講師・三友堂病院非常勤医師。医学博士・眼科専門医。著書に『目が良くなる!! 10の眼トレ』(ぴあ)、『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる! ガボール・アイ』(SBクリエイティブ)など多数。

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