葉加瀬マイ 2018年11月29日号

16歳で父親になった早熟男が強姦魔になるまでの10年間(1)

掲載日時 2016年02月27日 23時00分 [事件] / 掲載号 2016年3月3日号

 多田健太(27)は小学生のころまでは優秀な子供として知られていたが、家庭に恵まれなかった。母親が重いうつ病になり、父親が出来合いの食事を買ってきて食べさせる生活。その父親も朝8時から夜10時すぎまで仕事で不在だった。
 中学生になると素行不良になり、そのキレ方が尋常ではないため、養護教諭に「パーソナリティー障害かアスペルガー障害ではないか」と指摘された。病院で診察を受けたところ「母親の愛情不足によるパーソナリティー障害」と診断され、入院も含めて投薬治療を行うことになった。

 問題はそれだけではなかった。高校に入ってすぐ同級生の少女を妊娠させてしまい、そのことをひた隠しにしたため、父親が気付いたときには妊娠8カ月になっていた。
 結局、責任を取るために高校を中退。父親の土木作業の仕事を手伝いながら、16歳で家族を養う身になった。18歳のときには第2子が誕生した。
 こんな多田だが、仕事は頑張っていたし、「結果オーライでいいのではないか」と周囲も温かく見守っていた。

 ところが、今度は妻の浮気が発覚した。出会い系サイトで知り合った男と遊んでいることに気付き、その現場を確認した上で、幼稚園に子供を迎えに来た妻の髪をつかんで車に押し込み、自宅に監禁。テーブルの角に頭を打ち付けるなどの暴行を加えた。
 妻がたまりかねて110番すると、多田は駆け付けた警察官に対しても包丁を突き付け、公務執行妨害の現行犯で逮捕された。この一件が原因で妻とは離婚することになり、多田は公判で懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡された。

 数カ月後のこと−−。元となった妻は何事もなかったかのような顔で、「やっぱり子供のことを考えると、一緒に暮らしたい。やり直せないだろうか」と復縁を求めてきた。多田としては異論はなかったが、「浮気だけは許せない」と言うと、「もちろん浮気はしない。あれは私が悪かった…」と言うので、あっさり元のさやに戻った。
 しかし、その約束も1年と持たなかった。またも出会い系サイトで知り合った男と密会を重ねていたことが分かり、多田は激怒。再びケンカになって暴行を加えたところ、それを知った元妻の兄から「もう出て行ってくれ!」と諭され、外に追い出されてしまった。

 納得できない多田は「子供たちのことはどうするんだ?」と言って、元妻の家に侵入。話し合いをしようとしたが警察を呼ばれ、またも駆け付けた警察官に包丁を突き付けたため、公務執行妨害と住居侵入の現行犯で逮捕された。
 これで前回の執行猶予は取り消され、新たに言い渡された懲役1年4月が加算され、約3年も刑務所に行くことになった。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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