巨人が新入札制度で横浜・グリエル強奪

スポーツ・2014/11/11 15:00 / 掲載号 2014年11月20日号

 2014年のペナントレースは『キューバ解禁イヤー』でもあった。巨人・セペダは打率1割9分4厘と期待を裏切ったが、DeNAのグリエルと千葉ロッテのデスパイネに対する評価は高い。中畑清監督、伊東勤監督は「来年もチームに帰って来てほしい!」と訴えていた。しかし、両監督とも「どうなるかわからないけど…」と“前置き”を加えている。キューバ選手の来日に関するシステムが変更されるようなのだ。
 「キューバの国内リーグの開幕が11月から9月に変更となりました。結果、キューバ選手の来日は日本の開幕戦に間に合います。政府が選手を日本に派遣することを前提とした日程の変更です」(スポーツライター・飯山満氏)

 キューバ政府が自国選手の海外派遣に踏み切った最大の理由は外貨の獲得。来季から、日本のプロ野球チームがお目当ての選手と交渉する前に『入札制度』が設けられるという。
 「入札制度が導入されれば、キューバ政府は巨人に有利な働きかけをする可能性もあります」(ベテラン記者)

 キューバ政府は、巨人に恩義を感じている。選手派遣を決めた後、WBCで4番も務めた自国リーグの英雄であるセペダを指し、「第1号は彼でなければならない」と願い出た。年齢的ピークを過ぎたのはわかっていたが、巨人はキューバ政府の要望を汲んだのである。
 「グリエル、デスパイネとの再契約に関する条件として入札制度が適用されれば、巨人にもチャンスが生まれます」(同)

 グリエルの入団会見時、DeNA関係者は契約金、年俸から間引きされるキューバ政府の取り分を「選手9・政府1」と明かしていた。入札制度はさらなる外貨獲得の手段であり、先行投資をした巨人はニンマリとなるかもしれない。

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