菜乃花 2018年10月04日号

専門医に聞け! Q&A 血液サラサラ食品

掲載日時 2018年03月18日 08時00分 [健康] / 掲載号 2018年3月22日号

 Q:サラサラしたきれいな血液が流れることが健康の基本だと聞きました。食生活によっても、血液はサラサラになったりドロドロになったりするとか。どういう内容の食事を心がけるとよいでしょうか。アドバイスをお願いします。
(38歳・動物園勤務)

 A:サラサラ血液、ドロドロ血液という言い方は、一般の人にすっかり定着していますが、要は、サラサラ血液は固まりにくい(血栓ができにくい)血液で、ドロドロ血液は固まりやすい(血栓ができやすい)血液ということです。
 ご質問の方がおっしゃっているとおり、血液のサラサラ、ドロドロには食事の内容が強く影響します。糖や脂質が多い血液はドロドロしており、固まりやすくなります。
 血液には、血液を固まらせる凝固因子も、血液を固まりにくくする凝固抑制因子も存在しています。栄養や食品にも、血小板凝集作用があるものや、逆にそれを抑制する作用があるものがあります。

●魚、野菜、大豆製品などをバランスよく摂取
 血小板凝集抑制作用の活性が高い食品は、血液をサラサラにします。その代表的な食品は野菜と魚です。
 野菜のうち、血小板凝集抑制の活性が強いグループのものに、ニンニク、タマネギ、カブ、セロリ、アスパラガス、ニラ、パセリ、トマト、シソ、シシトウ、アシタバなどがあります。
 果物にも、抗血小板凝集活性が強いものがいろいろとあります。また、味噌や醤油、大豆やその加工食品などにも血栓防止作用があります。
 動物性の食品では、背の青い魚に多く含まれる脂肪酸のEPA、DHAに血小板凝集を抑制する作用があります。EPAは病院薬としても認可され、抗血小板薬として心臓病や脳梗塞などに用いられています。
 ただし、野菜だけ、魚だけを食べればよいというのではなく、野菜、魚、果物、大豆製品などをバランスよく食べることが、血液をサラサラにする秘訣です。
 もちろん、動物の肉を食べてはいけないわけではありません。肉を食べたら、野菜や魚を意識してよく食べるようにしましょう。

岡田研吉氏(研医会診療所漢方科医師)
東邦大学医学部卒。ドイツ留学中に東洋医学に関心を持ち、帰国後、国立東静病院で漢方を学ぶ。独自の漢方処方で生活習慣病等に成果を上げている。著書『さらさら血液が長生きの秘訣』など多数。

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