RaMu 2018年12月27日号

トヨタ業界4位転落 1位確実VWが日産・ルノー乗っ取り画策(1)

掲載日時 2011年11月11日 11時00分 [社会] / 掲載号 2011年11月17日号

 10月24日付の英紙フィナンシャルタイムズに、日本にとって“衝撃的”なニュースが掲載された。

 大手コンサルタント会社3社の推計として報じられたところによると、2011年の自動車生産・販売で、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)が、GMさらにはトヨタを抜いて、悲願の世界一に躍り出るとの見通しだという。市場拡大が進む中国での販売が、好調に推移していることが大きな要因らしい。
 東日本大震災や円高の影響もあって、トヨタのジリ貧はある程度予想されたことだが、“衝撃的”というのはコンサル会社の内の一社が「トヨタは世界の新車販売では極めて厳しい状況にある」と示唆したことだ。「トップはVWの約780万台、次いでGM約720万台、日産・ルノー連合約680万台と続き、トヨタは約670万台で4位まで後退する」と…。'08年にGMを抜き、初めて自動車業界の盟主に躍り出たトヨタが、遂にVWの後塵を拝したばかりか、日産・ルノー連合にまで抜かれるというのだ。

 いくらコンサル会社の見通しとはいえ、関係者が絶句するのも無理はない。担当記者が打ち明ける。
 「その兆しは既にあった。9月の北米新車販売でトヨタはクライスラーに抜かれ4位に転落している。北米に勝負を仕掛ける韓国・現代自動車が猛然と追い上げており『下手をするとホンダともども抜き去られる』との声さえ聞かれています。VWは中国などの新興国重視のため、北米市場ではトヨタに見劣りますが、世界販売でトヨタがVWやGMを抜き返すのはもはや至難の業。それどころか現代にも抜かれ、5位転落だって十分にあり得ます」

 折しもタイを直撃した大規模洪水で、日系メーカーは大ダメージを被った。自動車各社も例外ではなく、現地の部品メーカーが被災して部品不足に陥ったことから、年間約65万台の生産能力を持つトヨタのタイ工場が生産停止を余儀なくされたばかりか、部品供給が滞ったことから、タイ以外のアジア生産拠点でも生産調整を強いられるなど、弱り目に祟り目となっているのが実情。これが今後ボディーブローとなって、今年の世界販売実績の足を引っ張る図式なのだ。
 「トヨタは2年前に大政奉還を急いで豊田章男社長を誕生させた結果、米国のリコール騒動を手始めに、すっかり“災難”続き。これで4位や5位が指定席になれば、御曹司は天下の笑いものになる。そうさせまいと悪あがきすればするほど、イエスマンと一般社員の間に隙間風が吹き荒れ、業績にも反映する。そんな事態になったら、トヨタの技術力に着目した外資が“乗っ取り”を策謀する可能性だってゼロではありません」(市場関係者)

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