テラスハウス木村花さんの死で問われるフジテレビ過剰演出の責任

芸能・2020/06/10 11:30 / 掲載号 2020年6月18日号
テラスハウス木村花さんの死で問われるフジテレビ過剰演出の責任

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 フジテレビが開局以来の危機に見舞われている。

 シェアハウスで男女が共同生活する恋愛バラエティー『テラスハウス』に出演していた女子プロレスラーの木村花さん(享年22)が自らの命を絶ってしまった。

「番組内で亡くなった木村さんが大切にしていたプロレスのコスチュームをめぐってトラブルになったんです。同居人が善意から洗濯したら縮んでしまった。木村さんは激怒し、この同居人を徹底的につるし上げた。この様子を放送したわけです」(制作関係者)

『テラスハウス』はフジテレビと業務提携しているNetflixの『TERRACE HOUSE TOKYO 2019―2020』においても、3月に先行配信されていた。

「この回は想像以上の大反響となった。番組は木村さんをとにかくクローズアップ。ナレーションで煽り、木村さんの人格を否定するかのような印象すら持ちました。徹底的に一方を叩くことでネット視聴者の共感を得ることができる。事実、この回の視聴率毎分やNetflixの加入者数は増加しました。番組の公式YouTubeでも、コスチュームをめぐる動画3本をアップしていることから、誰でも視聴できるようにしていた。まさに確信犯ですよ」(フジ事情通)

 ところが、想定していなかった事態が勃発。SNSで木村さんへの大バッシングが巻き起こったのだ。

「サービス精神旺盛だった木村さんは、演出サイドの過剰な要望に素直に応えたんです。普段は優しく気が小さかったという話もある。自分でない自分を演じることに悩みを抱えていたのでは。そこにSNSでの心ないバッシングが加わった」(制作会社関係者)

 今後、フジテレビを待ち受けているのは信用ガタ落ちの悲惨な末路だという。

「BPO審議入りは間違いない。しかも、『99人の壁』も審議入りしており、打ち切りは免れない状態にある。スポンサーも逃げますよ。それでなくてもコロナ禍で広告出稿できる有力スポンサーは民放局で争奪戦になっている。スポンサーや広告代理店の誰もが考えるのは、フジだけは外したい。この1件で数百億円規模に値する損害になると思います」(大手代理店幹部)

 さらに今後、フジテレビは多くの訴訟を抱えることになるかもしれない。

「まず木村さんの遺族は納得していません。番組側はSNSのバッシングに見て見ぬふりをしていた可能性もある。事件の詳細が明らかになった時点で次の展開があるはずです。さらに、木村さんと同じようなバッシングの被害に遭っていた出演者がいるんです。大きな火種を抱えているといっても過言ではない」(同)

 貧すれば鈍する。

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