主婦層に大人気「ストロング系缶チューハイ」の落とし穴

社会・2019/03/30 18:00 / 掲載号 2019年4月4日号
主婦層に大人気「ストロング系缶チューハイ」の落とし穴

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 ビール離れが加速する中、価格はビールの半額の「ストロング系缶チューハイ」が、家飲み派や主婦の間で大ヒットしている。ここ数年はスーパーやリカーショップなどで100円前後から買える缶チューハイだが、大手酒類メーカーがしのぎを削る低価格の「ストロング系缶チューハイ」によるアルコール依存症の患者が急増していることが問題視され始めた。
 特に女性の初診患者が目立つようで、社会問題にまで発展しているという。

 「昨年9月に元『モーニング娘。』の吉澤ひとみ(33)が酒気帯び運転で逮捕された際に飲んでいたことで、缶チューハイがクローズアップされました。女性はホルモンの関係で依存症になりやすい。確かに、今年に入って初診患者は急増していますよ」(都内のアルコール専門外来医)

 大手酒類メーカーが品質や度数を変えて缶チューハイの新商品を続々発売したことで、いまや缶チューハイ市場はビールの売り上げに迫る勢いだ。昨年は『日本コカ・コーラ』も参戦し、缶チューハイ戦争がヒートアップした。

 「ビールは原料規制があるため、季節感を打ち出しにくい。その点、缶チューハイは桃やサクランボ、パインなどの味を加え季節感と清涼感を出しており、酒に強くない女性でも飲みやすくなっている」(酒類専門店関係者)

 中でも人気が高まっているのが、ストロング系ロング缶(500㎖)だ。

 「一般的な缶チューハイのアルコール度数は3〜6%でビールとほぼ変わらない度数ですが、ストロング系は9%が主流。日本酒やワインに匹敵するアルコール度数12%の缶チューハイまであります」(同)

 ここに落とし穴がある。

 「毎日飲んでいるうちに本数が増えてくる。9度のストロング系ロング缶の純アルコール量は36グラム。これはテキーラをショットで約4杯飲んだことになる。酒豪でも酔いますよ」(前出・アルコール専門外来医)

 手軽で安いからと、すぐに酔える強い酒を飲み続ければ、健康リスクも高まる。特に女性はご用心!

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