RaMu 2018年12月27日号

裏流通にメス!カナダ“大麻解禁”で問われる『G7』の理解のほど

掲載日時 2018年11月05日 18時00分 [社会] / 掲載号 2018年11月8日号

裏流通にメス!カナダ“大麻解禁”で問われる『G7』の理解のほど
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 「タバコは依存性があるが、大麻は比較的ない」マリファナは危険と思われているドラッグだが、依存度が意外と低い順位だ。依存が低い=安全というわけではないが、大麻の依存性がタバコやアルコールより低い事は確認されている。

 10月17日、カナダが嗜好品としてのマリファナ(大麻)の所持・使用を合法化した。国の全土で大麻を合法化するのは、ウルグアイに続いて世界で2カ国目、先進7カ国(G7)では初めてのことだ。

 「日本では、大麻と覚醒剤やヘロイン、コカインなどもすべて“麻薬”として一括りされていますが、北米では、大麻は分けて理解されています。実際、カナダ人には『タバコは吸ったことがないが、大麻は吸ったことがある』と言う人も多く、法律で禁止されている大麻のほうが、酒やタバコよりも未成年の手に入りやすいという現状があります」(在米邦人ジャーナリスト)

 今年の同国の調査では、15歳以上のカナダ人のうち、全人口の14%に当たる人々が「過去3カ月以内にマリファナを吸った」と回答。そのうち56%は「毎日、もしくは毎週吸っている」と答えている。また、前年の調査では大麻使用額は年間57億ドルで、1人当たり平均約1200ドルを費やした勘定である。

 カナダが大麻を合法化した理由は、ここにある。これほど多くの国民が大麻を使用しており、非合法のうちは犯罪組織が流通を担う。ならばいっそのこと合法化してしまえば、生産、流通を国の規制下に置くことができ、犯罪組織への資金源を断てるという判断だ。

 '16年に大麻取締法違反の疑いで現行犯逮捕された元女優のような愛好者は、今後はカナダに旅行して思いっきり楽しめる…と思いきや、注意が必要だという。
〈日本では大麻取締法において、大麻の所持・譲受(購入を含む)等については違法とされ、処罰の対象となっています。この規定は日本国内のみならず、海外において行われた場合であっても適用されることがあります〉(在バンクーバー日本国総領事館の警告文)

 タバコやアルコールには致死量があるが、大麻の致死量は果てしなく多く、一気に吸収するのは物理的に不可能だ。タバコやアルコールが直接的原因での死亡事故はあるが、大麻が原因で死亡した数は、現在過去含めてゼロ。
だからと言って、間違ってもお土産に「カナダからの大麻」はいけませんよ。

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